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龍人鳥の徒然フォト日記

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2018年 10月 23日

『壱岐島・筑後川流域古墳めぐり/四日日、筑紫野市/五郎山古墳(上)』 kk-27

10月19日(金)、雨、晴れ、雨、晴れ。
この日の探訪先は、筑紫野市原田の五郎山古墳。
原田の読みは、「はらだ」ではなく、「はるだ」。
九州では「原」のつく地名は「はる」と呼んでおけば、先ず、間違いはない。

7:55 芦辺港発/9:00 博多港着の九州郵船ジェットフォイル”VENUS”に乗船。

朝、宿を出るときは雨が降っていた。
宿のマイクロバスで港まで送って貰った。
ジェットフォイルに乗船する頃には雨は止み、天気は回復。
往路に比べ、波は高い。
波に上手く乗りながらの航行、流石、九州商船!
博多港入港、桟橋に着桟直前に浮遊物を吸い込んだとのことで暫し停船。
予定より若干遅れて着桟。
乗車予定の電車は10:06JR博多駅発(鹿児島本線快速)/10:26 原田着なので、博多港着は若干遅れたが、余裕あり、何ら問題なし。

ベイサイドプレイス/博多埠頭、壱岐・対馬行きのりば。
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我らを壱岐へ、そして、博多へ運んでくれた九州郵船/ジェットフォイル"VENUS"。
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博多港からJR博多駅まで自走。
予定通りの電車に乗車。
途中から雨が降り出した。
原田駅に到着した時もまだ、降っていた。

五郎丸古墳は事前予約しておけば、見学は可能とのことにて、10時40分で予約していた。
原田駅から「駅に到着していますが、雨が降っており、駅で雨宿りし、止み次第、参ります」と電話。
少し待ったところで、上手い具合に止んでくれた。

原田駅から自走にて五郎山古墳へ向かう。

五郎山古墳館。
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古墳および石室内見学の前に、館内で映像による解説やパネル資料、そして、レプリカの石室などで事前ベンキョー。

映像解説。
「よみがえる装飾壁画 五郎山古墳」。
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映像解説による予習は勿論のこと、帰宅後の復習もせねばならぬことにて、映像解説の主だったところはカメラに収めさせて貰ったが、著作権の関係があり、ブログへのアップロードはタイトルだけに止め、解説部分の画像のアップロードは控えることとする。

なお、映像解説の主な事項は次の通りである。
・五郎山古墳が築造されている丘陵の全景
・五郎山古墳の上空からの航空写真
・五郎山古墳の規模
・仁徳陵古墳(原文のまま)(5世紀、大阪市)、岩戸山古墳(6世紀、八女市)、御塚古墳・権現塚古墳(5世紀、久留米市)などの紹介
・九州の古墳分布、基数など
・竹原古墳(6世紀、若宮市)、チブサン古墳(6世紀、熊本県)などの装飾壁画
・直弧文、同心円文、三角文、わらび(蕨)手文などの解説
・五郎山古墳の装飾壁画の詳細解説(図柄と人物埴輪、動物埴輪、形象埴輪などとの対比解説もあり。絵具の解説もあり)

4月中旬、遠賀川流域の装飾古墳(王塚古墳、竹原古墳ほか)をめぐったことでもあり、映像解説の内容はすっと頭の中に入った。

映像を眺めながら、竹原古墳の装飾壁画を実際にこの目で見ることが出来、感激したことが甦った。
また、竹原古墳の見学時に「竹原古墳の被葬者は不明ながら、筑紫君磐井に連なる人物の墓と推定され、筑紫君磐井の墓は岩戸山古墳」との説明を聞き、そのとき、是非、次の機会に岩戸山古墳を探訪したいと思い、今回の旅の五日目に探訪することにしたのであった。

続いて、古墳館内に再現された石室内に入っての説明となる。
その前に、パネル資料で装飾壁画の予習を。
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上段、上、左から/同心円文、人物(2ヶ所)、旗、騎馬人物、円(2ヶ所)
上段、左(矢印)/動物
上段、右(矢印)/珠文(2ヶ所)
下段、左(矢印)/動物、鳥、家、動物(2ヶ所)
下段、右(矢印)/同心円文、珠文、弓、鞆、動物、靭
下段、下、左カラ/騎馬人物、人物(6ヶ所)、騎馬人物、珠文、船、三日月形文



古墳館内に再現された石室内に入る。
貸与されたヘルメットを被り、手に懐中電灯を持つ。

羨道の高さは結構低い。
腰を屈めて奥へと進む。
内部は暗い。
暗いから距離が長いように感じる。

前室に近づくに連れ、徐々に高さは高くなって来る。
前室の玄室入口近くから袖石、そして、微かに見える玄室内を見通す。
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玄室に入る。
常設の仄暗い照明に浮かび上がる、正面の壁に描かれた装飾壁画。
レプリカといえども、興奮する。
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演出であろうか、常設の照明が少し明るくなる。
案内人さん、武衛さん、小生の懐中電灯も駆使し、壁画を浮かび上がらせる。

正面壁の壁画、左右側壁角の壁画。
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正面/上下段。
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正面/上段。
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正面/下段。
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左・側壁角・下/船と16個の丸。
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右・側壁角・上/船と2個の丸。
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右・側壁角・下/船。
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玄室から前室へ戻る。
玄室入口の袖石に描かれた壁画を探す。

左、袖石/一筆で小さく描かれた船。
「舟」と書いた方がよいかもしれないくらに、細く、小さく、描かれている。
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同、上部に描かれた船。
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右、袖石に描かれた船。
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レプリカの石室内から外の出る。
案内人さんから「この中に入る前に、あとでお教えすることがありますと申し上げました。今からお教えします」との言葉があり、レプリカの石室に施された仕掛けについて、ネタばらしがあった。
それは、レプリカの石室が左右に割れることであった。
電動で内部が左右に割れ、壁が移動する仕組みになっていたのだ。
我々、健常者は羨道を這って行ったが、体の不自由な人も内部の見学が可能となるように作られているとのことである。
レプリカの石室内に入る前に写真は撮り忘れたので、before/after の比較写真とはならないが、after の写真、オープン状態がこれだ!
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石室展開図(リーフレット「ちくしの散歩 国指定史跡 五郎山古墳」より)
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石室の規模。
・全長 11.2m
・羨道、前室、玄室からなる横穴式
・羨道 長さ3.6m、幅1m、高さ0.9(入口側)~1.4m(前室側)
※石室展開図を見ると、羨道を内部へ進むほど、高さは徐々に高くなっていることがよく分かる。
・前室 奥行き1.6m、幅2m 高さ2m
・玄室 奥行き4.2m、幅3m、高さ3.5m

次は、古墳、そして、実際の石室内見学である。

フォト:2018年10月19日

(つづく)










by ryujincho | 2018-10-23 23:27 | 秋の九州史跡めぐり 2018 | Comments(0)


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