人気ブログランキング | 話題のタグを見る

龍人鳥の徒然フォト日記

ryujincho.exblog.jp
ブログトップ
2018年 05月 17日

『生誕150年 横山大観展』

5月15日(火曜)、晴れ。
ここしばらく、東京都美術館「ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜」、国立新美術館「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」と西洋画が続いたことでもあり、次は日本画と思い、東京国立近代美術館で開催中の「生誕150年 横山大観展」へ。

『生誕150年 横山大観展』_a0289546_01255883.jpg


朦朧体、極彩色、数々の作品に圧倒される。
ここで、作品紹介をするつもりはない。
ただ、『生々流転』についてだけ、少し触れておきたい。
深山に降った雨の水滴が大河をつくり、海に注ぎ、大海で水蒸気となり、雲となり...、そして、再び、深山に雨を降らせ...と水の一生に例え、全長40.7mの巻紙に描く大作。
大海で水蒸気になり、雲になるとき、龍の姿となる。
龍コレクションをやっている小生にとって、誠に嬉しい《龍》であった。

メモ。
生誕150年 横山大観展
横山大観(1868-1958)の生誕150年、没後60年を記念しての回顧展。
東京美術学校に学んだ大観は、師の岡倉天心とともに同校を去り、日本美術院を設立。
新たな時代における新たな絵画の創出を目指た。
西洋からさまざまなものや情報が押し寄せる時代の中、日本の絵画の伝統的な技法を継承しつつ、時に改変を試み、また主題についても従来の定型をかるがると脱してみせた。
やがてこうした手法はさらに広がりを見せ、自在な画風と深い精神性をそなえた数々の大作を生み出した。
本展では、40メートル超で日本一長い画巻《生々流転》(重要文化財)や《夜桜》《紅葉》をはじめとする代表作に、数々の新出作品や習作などの資料をあわせて展示し、制作の過程から彼の芸術の本質を改めて探る。
出品点数90点。本画82点、習作ほか資料8点を展観する大回顧展。
(東京国立近代美術館ホームページより抜粋)

この紹介記事に書き加えておきたいことは、100年ぶりに発見された《白衣観音》。
アンバランスの美、西洋画を圧倒する観音の力強い目、お気に入りとなった。

フォト:2018年5月16日




by ryujincho | 2018-05-17 23:31 | Comments(0)


<< 『コブハクチョウ/北岸ファミリ...      『オオヨシキリとカッコウ』 >>