龍人鳥の徒然フォト日記

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2018年 05月 14日

『信州史跡めぐり&宴の旅/戸倉上山田温泉から上田へ(上)』 sp-11

5月12日(土曜)、晴れ時々薄曇り。
jitensha を携え、二泊三日の信州の旅。
二日目。

戸倉上山田温泉。
朝湯、早朝散歩、荒砥城跡からの善光寺平眺望、朝餉と、朝から盛りだくさんに楽しんだ。
朝餉のあと、この日、中山道ウォークの予定があるという大給守さんは四輪を駆って帰館。
我らは自走にて、上田方面へ。

この日の旅程は次の通り。
9:30 戸倉上山田温泉発
~自走(千曲川左岸)
・長野県指定天然記念物「岩鼻」・・・予定外、現地情報にて追加
・上田 道と川の駅・・・同上
・半過古墳群10号墳(移築復元)・・・同上
~自走(千曲川左岸~上田橋~右岸)
12:00 上田駅前着
(昼餉)
~自走(国道18号線ほか)
・科野大宮社(ここが信濃国総社と推定されている)
~自走(国道18号線)
・信濃国分寺跡・国分尼寺跡
・信濃国分寺資料館
・信濃国分寺
~自走(千曲川左岸ほか)
16:30 上田駅前旅籠着

千曲川左岸の温泉街を南進。
千曲川に架かる万葉橋西詰を右折。
千曲左岸サイクリングロード(一部、一般道)に入る。

先ほど、”登城”した荒砥城跡が見えるのではないかと jitensha を止め、振り返る。
見えた!
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荒砥城二の郭の物見櫓が城山にそびえている。
戦国時代、荒砥城は善光寺平の南からこんな感じで見えていたのであろう。
早朝散歩で眺めた「戸」「倉」「上」「山」「田」の大看板と大きな温泉マーク、そして、善光寺大本願別院も角度を変えてよく見える。

物見櫓をアップで。
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jitensha を止めた頭上に鳥たちの姿が。
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快調に走る。

川辺のサイクリングロードでは、橋を眺めるのも楽しみのひとつ。
黄色の、オシャレな橋が見えて来た。

橋の袂で休憩。
ローディが橋を渡る。
橋の中ほどで止まって、川の流れを眺めている。
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橋の名は「大望橋」。
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この辺りは埴科郡坂城町。
「はにしなぐんさかきまち」、いい響きの名である。

橋を渡ると、しなの鉄道テクノさかき駅近くに出る。
しなの鉄道坂城駅は北側の隣駅だから、町役場などがある中心地の南ということになる。
千曲市と同様に、坂城町も千曲川を跨いでのエリアを有している。
坂城町は、上田市と千曲市に挟まれているが、両市とは合併せず、由緒正しい埴科郡の名を守っている、なかなか健気な地方自治体である。

健気な地方自治体、坂城町の歴史は如何なるものであろうか?と、大好きなウィキペディアを紐解いてみた。
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江戸時代、坂木藩が置かれた後、天領となった。
坂木(後に中之条)に陣屋が置かれ、幕府代官による支配が行われた。
1886年(明治19年)近世以来の坂木村が改称して坂城村となる。
1888年(明治21年)官設鉄道信越線の駅として坂城駅が開業。
1904年(明治37年)坂城村が町制施行して坂城町となる。
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江戸時代、この地は天領であったとある。
前日、森将軍塚古墳で案内人さんから、佐久間象山が古墳の下に広がる一画で大砲の試射をやり、北から南に試射した弾を回収するため、着弾地点に行ったところ、そこは天領だったので、返して貰えなったという話と符号する。
何故なら、松代藩の所領は、信濃国北部の高井郡(現上高井郡、下高井郡及び中野市、須坂市)、水内郡(現上水内郡、下水内郡及び飯山市、長野市)、更級郡・埴科郡(千曲市を含む)の川中島四郡で、所領の南端(千曲市)と天領の北端(坂城町)が接していたと理解してよいだろうから。

毎度のことながら、話が反れてしまった。
大望橋に話を戻す。

橋の袂で休憩しながら、ふと、北西の方に目を遣ったところ、住宅の屋根の向こうに雪山が見える。
北アルプスである。
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ズーム・アップ。
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大望橋の袂での休憩を終え、再び、走り始める。
少し走って、黄色の、オシャレな橋を今一度、眺める。
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「狼煙が上がっておりまするぞ」。
「天領への闖入が発覚いたしましたかな」。
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快調に走る。
前日同様、千曲川河川敷には白い花を咲かせているニセアカシアが続く。

「これは何だ?」。
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ニセアカシアの木が根こそぎ、倒れている。
次々と、倒木が現れる。
洪水で倒れてのなら、周囲に何か浮遊物の残骸があるだろうが、そんなものはない。
となると、風で倒れたということになる。
ずっと、河川敷に生えるニセアカシアを見て来たが、倒木が見られたのはこの一画だけであった。

倒木を見た間なしに、スマホから地震警報の警報音鳴り響く。
続いて、坂城町のスピーカーからも地震警報の警報音とアナウンスが流れる。
だが、揺れは感じない。
揺れは感じないが、警報をスマホが受信するということは震源は近いということでもある。
揺れを感じないのに、警報を聞くというのは余計に不気味さを増す。
周りを見渡す。
左岸サイクリングロードの西側に山があるが、山が迫って来ている地形ではないし、河川敷も広い。
しかし、見知らぬ土地。
やっぱり、不気味である。

武衛さんがスマホで検索。
10時29分、震源は長野県北部、震度5強と。

一昨年の秋、播磨国分寺跡を訪ねていたときもスマホが地震警報を発した。
そのときは、鳥取での地震であった。
昨年8月下旬、北海道の旅の折、8月29日、函館での早朝、スマホの警報がなり、市内のスピーカーからも警報が流れた。
北がミサイルを発射、函館上空を飛ぶという警報であった。
地震の警報音、ミサイルの警報音、どちらも心臓に悪い。

しばらく走ると、河川敷にグランド・ゴルフ場が現れた。
長野県は長寿日本一の県。
こうした施設が整っており、GG&BBの健康促進に貢献しているのであろう。
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ニセアカシアの花の下、♪ わたし、ピンクのサウスポー ♪
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グランドゴルフをしていたおばちゃんと、しばし、会話。
「千曲川沿いはニセアカシアが多いですね」。
「きれいな花を咲かせているでしょ」。
「さっき、ニセアカシアの木が倒れまくっていたところがありましたが、あれは?」。
「強風で倒れてしまったんですよ」。

第8話で、ニセアカシア(和名:ハリエンジュ、針槐)について、国土交通省千曲川河川事務所のHPに記載されていたことを縷々綴ったので、詳しくは割愛するが、ひとことでいうと「ハリエンジュは、環境省指定の『要注意外来生物』。千曲川全体の自然植生のうち約24%をハリエンジュが占めている。ハリエンジュは根が浅いため、洪水時は簡単に流されてしまい、河川管理上、悪影響を及ぼす」というものであった。
根が浅いため、洪水で流されるのみならず、強風で倒れることもあり、河川管理上、面倒な代物となるのだ。

「あんた方、これから何処へ」。
「上田方面へ」。
「こっちへ行っちゃ、駄目ですよ。川にはまってしまいますよ。上田はあっちの道を行くんですよ」。

時折、サイクリングロードが途切れ、一般道を行くのか、砂利道だけど、そのまま行けばいいのかなどと迷うことがあり、ちょうど、変な道に入ろうとしていたときに、グランドゴルフおばちゃんから的を得たアドバイスを頂戴したのであった。

グランドゴルフおばちゃんは、更に言葉を続け、「上田へ行く途中、川の駅があります。是非、そこに立ち寄ってください」と。
「川の駅?」。
「そう、川の駅。道の駅みたいな川の駅。ここは千曲川だから、川の駅があるんですよ」。
「寄ってみます。いろいろ、どうも有難う」。

ニセアカシアの倒木、地震警報とよろしくないことがふたつ続いたが、そのあと、明るい、グランドゴルフおばちゃんに遭遇。
よいことは続くもので、もうひとつ、明るいことに遭遇。
ニセアカシアの白い花が咲き乱れているのに、何故、養蜂箱がないんだと、前日から思っていたのだが、遂に養蜂箱に出遭ったのだ。
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フォト:2018年5月12日

(つづく)









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by ryujincho | 2018-05-14 23:41 | 信州史跡めぐり 2018 | Comments(0)


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