龍人鳥の徒然フォト日記

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2018年 05月 14日

『信州史跡めぐり&宴の旅/序』 sp-1

5月11日(金曜)、晴れ。
jitensha を携え、二泊三日の信州の旅に出掛けた。

今回の旅に出掛けることとなった経緯などについて簡単に触れておきたい。

昨2017年1月、ドラポタの盟友、大給守さんは長年の江戸勤番を終え、国許の信州に隠居した。
ドラポタの盟友、武衛さんとドラポタの史跡めぐり組として、2015年の秋から「国府跡、国分寺跡・国分尼寺跡、総社めぐり」をテーマとし、その後、「古墳めぐり」もテーマに加え、あちらこちらをめぐっていた。
大給守さんと久方ぶりに一献やろうと、森将軍塚(千曲市)、信濃国分寺跡・国分尼寺(上田市)、中曽根親王塚(東御市)跡の探訪も兼ねて、信州へ赴くこととした。

今回の探訪先等は次の通り。
初日:
・森将軍塚古墳(千曲市)
・千曲市森将軍塚古墳館(千曲市)
・長野県立歴史館(千曲市)
・戸倉上山田温泉で夜宴(千曲市)
二日目:
・荒砥城跡(千曲市)
・科野大宮社(上田市)
・信濃国分寺跡・国分尼寺跡(上田市)
・信濃国分寺資料館(上田市)
・(後継寺院)信濃国分寺(上田市)
三日目:
・北国街道 海野宿(東御市)
・海野宿歴史民俗資料館(東御市)
・中曽根親王塚古墳(東御市)

題して「信州史跡めぐり&宴の旅」。

09:44 東京発(あさま607号長野行き)、11:20 上田着、11:28 上田発(しなの鉄道長野行き)に乗り継ぎ、屋代駅へと向かう。

「今、千曲駅です。次、下車駅の屋代です」。
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千曲市は、2003年(平成15年)、更埴市・更級郡上山田町・埴科郡戸倉町が合併して発足。
更埴市は、1959年(昭和34年)に更級郡稲荷山町と八幡村、埴科郡埴生町と屋代町との合併により成立し、「更級」と「埴科」のそれぞれの頭文字から「更埴」と名付けられた。
更埴市のときまでは、由緒正しい「更級(さらしな)」と「埴科(はにしな)」の名が市名に辛うじて残されていたが、千曲市の市名にはその面影は全くない。
寂しい限りである。

戸倉駅は、この夜、大給守さんも加わり、宴を催すこととしている戸倉上山田温泉の最寄駅である。
戸倉の読みは「とくら」と思っていたが、「とぐら」と濁るのであった。
地名の読みには微妙なものがある。

輪行中のしなの鉄道車内にて。
「南国さん、1枚、写します!にこっ!」。
左/ご機嫌な南国守さん。
右/これから探訪する森将軍塚古墳に思いを馳せる武衛さん。
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ドアの下面に、寒冷地らしい注意書きがある。
「あつい! 冬帰還はドアレールが熱くなりますのでさわらないでください」。
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11:51、しなの鉄道/屋代駅に降り立つ。
乗って来た長野行き電車を見送る。
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改札。
ローカル駅の改札は好きな風景のひとつである。
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運賃表。
運賃よりも路線図に興味あり。
しなの鉄道はJR東日本から経営分離された第三セクターの鉄道。
その経緯の詳細はここでは省略するが、JR東日本とは仲が悪いようである。
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駅出口の足元に"SHINSHU BRAVE WARRIORS"の敷き物。
"SHINSHU BRAVE WARRIORS"って、何?
ゲームソフト?
まさかっ!
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出口の頭上にも"SHINSHU BRAVE WARRIORS"。
"SHINSHU BRAVE WARRIORS"って、何?
ゲーム・ソフトでないことだけは確か。
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出口の脇に、顔抜き看板の"SHINSHU BRAVE WARRIORS"。
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"SHINSHU BRAVE WARRIORS"は、千曲市をホームタウンとするプロ・バスケット・チームであった。

今日の partners。
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今日の jitensha。
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ちょうど、昼餉時。
駅前通りにの右に大衆食堂、左の路地に「うどん」と染め抜かれた幟旗が立つ店あり。
信州といえば蕎麦だが、信州のうどんなるものにもちょいと惹かれる。
”合議”の結果、「うどん」の店に入る。

品書きからして、うどん屋ではなく、居酒屋である。
品書きの「郷土の味 おしぼり」に目を惹かれる。

「あのー、『郷土の味 おしぼり』って、どんなものですか?」
「釜揚げうどんを大根おろしの絞り汁につけて食べる、というものが、おしぼりうどん、なんですよ」と店の女将さん。
「では、それを三人前、お願いします」。

「新幹線を使うと長野県は近いですね」。
「朝10時前後に東京を出て、12時ちょうどに昼餉は長野県で。近さを実感しますね」
「この店はうどん屋というよりも、居酒屋。となれば、『おしぼり、下さい』なんていう客もいるだろうね。となると、いわゆる、手を拭くおしぼりなのか、郷土の味のおしぼりなのか混同するやろね」。

そんな会話をしているところへ、おしぼりが運ばれて来た。
手を拭くおしぼりじゃなくって、食べ物のおしぼりが、である。

おしぼりうどんが如何なるものなのかは、写真があれば一目瞭然なのだが、グルメ写真は撮らない主義。
ことばで表すと、一人前ずつ、お盆の上に並べられ、登場したものは次の通り。
・釜揚げうどん
・大根おろしの絞り汁
・葱、鰹節、味噌の薬味皿(強調しておきたいのは味噌)
・煮物の小鉢
・漬物

「先ず、薬味の味噌はなしで食べてみてください。次に、味噌を入れて食べてみてください。味噌は全部入れると辛いので、少しずつ、お好みで入れてください」と、おしぼりうどんは初めての客にの食べ方の親切なアドバイスあり。

絞り汁そのものは余り辛さはないが、熱いうどんを入れるとぐっと辛さを増す。
唐辛子などの辛さとは違い、爽快な辛さである。
味噌を入れると、ぐっと旨さを増す。

辛味大根の大根おろしが添えられた辛味そばは食べたことがあるが、おしぼりうどんは初めて味わうものである。

yome が讃岐出身なもので、これまでに食べたうどんは讃岐うどんがいちばん多いと思うが、稲庭うどん、武蔵野うどんに、しまだやのうどん(これはちょいと違うか)なども食しており、今回は初の信州の「おしぼりうどん」、何事も経験が大事である。

そうこうしているところへスマホが鳴った。
大給守さんからの電話であった。
「到着されましたか?」。
「予定通り到着しました。今、屋代駅の駅前で、おしぼりうどんなるものを食べ終わったところです」。
「おしぼりうどん、食べられましたか!それはよかった!お勧めです」。
「今日、戸倉上山田温泉に何時頃に到着できそうですか。我々は遅くとも5時頃には到着の予定です」。
「6時頃になろうかと」。
「了解です。先に風呂に入っておきます。夜宴は6時45分からとしましょう」。

おしぼりうどんの店の壁に貼られたポスター。
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「自転車で来られたんですね。何処からですか」と店の女将さん。
「何処から?」と聞かれると、毎度、悩むのはその答え方。
「東京方面から」というと、東京方面からここまで自転車で来たのかと思われるし、ここは面倒でも「東京方面から新幹線としなの鉄道を乗りついて、さっき、屋代駅に着いたところです」と答えるのが早いので、そう答えた。

続けて、「今から、森将軍塚古墳へ行きます。道順は、北へ行って、右へ曲がり、踏切を越えて、しばらく走ったところの右側ですね」。
「その通りです。わたしらは駅の向こう側から山を登って行っていましたが、自転車ならその道順です。気をつけて行ってください」。
「では、行って来ます」。

ひとつめの探訪先、森将軍塚古墳へと向かう。

フォト:2018年5月11日

(つづく)




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by ryujincho | 2018-05-14 23:31 | 信州史跡めぐり 2018 | Comments(4)
Commented by 南国 at 2018-06-06 07:35 x
森将軍塚古墳はなかなかの古墳で千曲川はじめ周辺地区が良く見渡せる高台にあり、資料館の復元もしっかりして、一見の価値ありでした。説明してくれたおっちゃんも親切で説明も分かりやすく合格でした。
Commented by ryujincho at 2018-06-06 09:51
南国守殿 
あのガイドさんは、ええガイドさんでしたね。
今から、5月14日付けのバックデートにて、森将軍塚古墳のあれこれ、そして、それに続く旅のあれこれを連載していきます。
乞う、御期待!
Commented by ogyunokami at 2018-06-06 12:53 x
麺好きの某、上野国渋川伊香保名物の水沢うどんを思い出しました。 日本三大うどんは讃岐、稲庭、水沢とか。
Commented by ryujincho at 2018-06-07 17:59
大給守殿 
日本人は「三大なんちゃら」が大好き。
日本三大うどんは、讃岐、稲庭は当確!
その次に来るのは、それぞれ贔屓のうどんじゃないでせうか。
水沢、オーケー、氷見、オーケー、五島もオーケー、名古屋のきしめんも入れてやろう、名古屋と来れば、伊勢うどんも入れてやらねば、博多のかしわうどんも旨い、幼き頃は大阪の味、最近、食べる機会が多いのが武蔵野うどん、これも捨て難い。
嗚呼、讃岐国観音寺市「かなくま」の雑煮うどんが喰いたい!
これは、餡餅入りだぜ。


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