2月20日(火曜)、晴れ。
数十年ぶりに倉敷を訪ねた。
今橋で龍コレクション。
線彫りの龍。
通路側は線彫りだが、外面は浮き彫りとなっている。
浮き彫りをアップで。
今橋。
この橋は、1926年(大正15年)、皇太子であった昭和天皇がこの地を訪問するのに合わせて、架け替え工事が大原孫三郎によってなされた。
菊の紋と龍の彫刻のデザインは児島虎次郎によるもの。
菊の紋は皇室を迎えるにあたってのものであることは申すまでもなきことかと。
龍はめでたさの象徴であり、且つ、大原孫三郎の干支に因んだものとのこと。
皇室と一民間人である大原孫三郎を一つの橋に織り込むとは、当時としては、随分と畏れ多いことではなかったのだろうか(と思うのは小生だけであろうか)。
菊の御紋を超アップで。
龍コレクションから話は逸れるが、大原美術館前から今橋を渡り、大原家住宅と有隣荘(大原家別邸)の間の道を抜けると前方にトンネルが見えて来る。
鶴形山隧道である。
このトンネルは、前述の今橋と同様に、1926年(大正15年)、皇太子であった昭和天皇がこの地を訪問するのに合わせて建設され、大原孫三郎もこのトンネル建設に関わっていたという。
このトンネルが出来たお陰で庶民にとって交通の便が随分とよくなったという。
1926年(大正15年)の行啓により、橋が架け替えられ、龍が生まれ、隧道も建設された。
ロイヤルファミリー・ファンとしては同慶の至りである。
フォト:2018年2月20日