11月3日。
この日は、長禅寺(取手市)の三世堂の特別公開日。
さざえ堂形式の三世堂を、一度、見学してみたいと思っていたので、長禅寺を訪問。
長禅寺訪問は、2015年10月、「旧水戸街道ポタリング/取手宿」のときに訪ねて以来、2年ぶりのことである。
説明書き。
前回訪問のときにも目を通しているはずだが、記憶の外に飛んでおり、堂内を見学する前に今一度。
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茨城県指定文化財
長禅寺三世堂
縁起によると、織部時平公が、文暦元年(1234)に平将門公以来の守本尊である十一面観音菩薩像を安置するために観音堂を建立したことに始まります。
現在の建物は、宝暦13年(1763)に、当時の長禅寺住職幻堂和尚によって建てられたものです。
外観は二層ですが、内部は三層となっております。
一層には守本尊の十一面観音像と坂東三十三ヶ所、二層には秩父三十四ヶ所、三層には西国三十三ヶ所の各観音霊場札所の本尊、合計百体の観音像が安置されています。
お参りする人は入口で手を合わせ順路に沿って進めば、途中で交差することなく一巡できるという、『さざえ堂』形式になっております。
三世堂の名称は、縁起に「過去現在未来之三千仏を安置して三世堂と号し候」とあるところに由来しております。
この三世堂は、宝暦13年に建築されたものとすれば、さざえ堂形式の堂の中では、現存する日本最古の建物となります。
平成13年3月
長禅寺
取手市教育委員会
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右/立面図、左/断面図。
右/一層平面図、央/二層平面図、左/三層平面図。
堂内へ入る。
フォト:2017年11月3日
(つづく)