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龍人鳥の徒然フォト日記

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2017年 01月 08日

『ドラポタ走り初め 2017/東京の灯よいつまでも/港区~品川区~港区の巻(Ⅱ)』 df-3

1月7日(土曜)。
ドラポタ走り初め/東京の灯よいつまでもポタ。
千代田区から港区を経て、品川区/旧島津邸の清泉女子大本館見学をと思うも空振りし、、再び、港区に入り、白金台の旧三田用水路跡を見物し、目黒通りに出る。

「東京都庭園美術館に寄りましょうか?」。
「今日は館内には入れませんが、庭園だけでも見物しましょう」。

東京都庭園美術館。
『ドラポタ走り初め 2017/東京の灯よいつまでも/港区~品川区~港区の巻(Ⅱ)』 df-3_a0289546_711370.jpg
入園料100円、65歳以上50円。
嬉しいというか、ちょいと、悲しいような入園料。
今日1日で、何人の入園があるのだろう、券売所のお嬢さんの昼餉代くらいは出るのだろうかと妙な心配をしたりして。

東京都庭園美術館とは。
リーフレットに目を通す。
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東京都庭園美術館は、1933年(昭和8)に建設されたアール・デコ様式の旧朝香宮邸とその空間をいかした展覧会、そして緑豊かな庭園が調和したユニークな美術館として、1983年(昭和58)の開館以来、多くのみなさまに親しまれてきました。
そして2014年(平成26)にはホワイトキューブのギャラリーを備えた新館が完成し、80年余の歴史と伝統に、新たな創造空間が加わりました。
今後は文化財保護と新しい価値の創造を目指し、みなさまに芸術作品の鑑賞の機会を提供してまいります。
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旧朝香宮邸とは。
黒のエナメル仕様かと思わせる案内板に目を通す。
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重要文化財(建造物)
旧朝香宮邸
4棟 本館・茶室・倉庫・自動車庫
1基 正門
所在地 港区白金台5丁目26番
指定 平成27年7月8日

朝香宮鳩彦(やすひこ)王の住宅として昭和8年(1933)に竣工した建築群で、昭和22年まで朝香宮の本邸として使われていた。
本館は鉄筋コンクリート造2階建(一部3階建)で、外観は簡明な意匠である。
中庭を囲むロの字形平面の南半分を客間や住居とし、他を事務や厨房にするのはこの時期の宮内省内匠(たくみ)寮設計の邸宅に共通の配置である。
南側テラスは洋風庭園へ続き、和風庭園や正面からのアプローチも往時の雰囲気を良く留める。
和風庭園には茶室が現存する。
本館主要室の内装設計はフランス人装飾美術家アンリ・ラパンが担当、実施設計あ内匠寮工務課技師の権藤要吉らが分担して行った。
鳩彦殿下と允子(のぶこ)妃殿下は大正14年(1925)にパリで、のちにアール・デコ博といわれる美術博覧間を視察。
新邸にもアール・デコ様式が随所に採用され、新鮮かつ洗練された華やかな意匠が満ちている。
正面玄関のガラス扉は工芸家ルネ・ラリックの作品として有名である。
当時最新のフランスの芸術作品を取り入れたこの建物は、宮内省内匠寮による邸宅建築の頂点のひとつとして意匠的に優れ、価値が高い。

平成28年3月 建設
東京都教育委員会
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「指定 平成27年7月8日」とある。
昨年、国の重要文化財に指定されて間もない建物なのであった。
そういえば、昨年、松江城が国の重要文化財から国宝に格上げされたということもあったなあ...。
毎年、こうやって、いろいろな項目が審議され、国宝や重文に指定されているのである。

正門から本館へのアプローチ。
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梢のてっぺんで鳥影が。
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<鳥見ング図>で確認したところ、メジロであった。
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「隣の自然教育園には鳥がいっぱいいます」と武衛殿。
自然教育園とは、「国立科学博物館付属自然教育園」。
ホームページを開いてみると次の通りであった。
都内の鳥見スポットの新発見であった。
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附属自然教育園は大都会『東京』の中心部にあって豊かな自然が残る、都市砂漠の中のオアシスともいえる緑地です。
自然に親しみ、四季折々に変化する生物の姿や風景に心をなごませ、自然と人間との考える場として大いに利用していただきたいと思います。
(中略)
附属自然教育園は東京都心にありながら自然状態の常緑広葉樹林が残された施設です。
20ヘクタールの園内では1436種の植物、2130種の昆虫、130種の鳥類が記録されています。
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正面玄関。
バルコニー付きもさることながら、両脇に鎮座する唐獅子像が気に入った。
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唐獅子だが狛犬コレクションのひとつとして。
右/子連れ唐獅子。
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左/手毬唐獅子。
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手毬の中に封じ込められた玉は動くのかな?と触れてみると動いた。
こういう細工も好きである。
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灯り。
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灯篭と梅の木。
庭持ちの大給、武衛ご両氏は梅の木の剪定談義。
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梅の蕾を撮る大給守殿。
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上総も梅の蕾を一枚と思うも、どうもピントが上手く合わないが、この写真を採用。
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新館。
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茶室。
庭持ちの大給、武衛ご両氏は、国許の庭に茶室を造ってはどうだろうかと茶室談義。
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池の畔の梅の木。
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本館に戻って、バルコニーを眺める。
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「上総殿は、先般、旧前田公爵邸を訪ねたとのことでしたが」。
「建物は茶色で、こちらより渋い感じ。あちらは渋谷区、こちらは東京都、手入れの仕方が段違い。そして、こちらの方が明るく、開放感がありますね」。

正門の駐輪場へ戻る。
「ちょっと、待ってください。受付に犬を連れて来てよいか聞いて来ます」と武衛殿。
老婦人三人組が来園。
これで我らの分も含め、6名、900円の売り上げ。
「犬はダメだと言われました」と武衛殿が戻って来た。
さもあらん。

「12時前ですね。何処かで昼餉を摂りましょう」。
「権之助坂を下ったところに、昭和46年創業のラーメン店、『勝丸』があります。そこへ行きましょう」。
これ、もちろん、ラーメン好きの大給守殿の提案。
目黒通りを直進する。

フォト:2016年1月7日

(つづく)

by ryujincho | 2017-01-08 23:33 | 東京の灯よいつまでも | Comments(0)


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