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龍人鳥の徒然フォト日記

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2016年 09月 30日

『街歩き/駒場&渋谷/2016.9.30/(下)』 

9月30日(金曜)、晴れのち曇り。
2ヶ月に1回の大放談会の日である。
大放談会といっても、メンバーは備前さん、伊豫さん、そして、小生の3名。
まあ、格好よく言えば、鼎談である。
史跡めぐりなど軽く散策したあと、一献傾けながら歓談というのが毎度のパターン。
今回は備前さんの企画で、彼が少年期を過ごしたという町を散策し、一献という趣向。
東大駒場キャンパス構内のレストランで昼餉を摂り、少々、ワインも頂戴し、日本民藝館を見学。
つづいて、駒場公園を抜け、渋谷方面へ。

駒場公園南門を入ると、洋館が現れる。
旧前田公爵邸である。
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建物を回り込むと表玄関が現れた。
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旧前田公爵邸。
1929年(昭和4年)、旧加賀百万石の前田家第16代当主、前田利為(としなり)の本邸として建てられた。
当時の駒場の田園の野趣に合わせ、英国のチュー ダー様式を取り入れた建築。
玄関ポーチの扁平アーチに英国チューダー様式の特徴をみせている。
保存整備工事のため、平成28年7月から平成30年9月まで休館となっている。

東大駒場キャンパス北沿いの道を東へ歩き、山手通り/東大裏交差点を渡り、住宅街の一角にある鍋島松涛公園に立ち寄る。
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「どの家かは分からぬも、正面のどれかが山本富士子の家」と備前さん。
山本富士子といえば、長谷川一夫と並んで、大映の男優、女優の二枚看板。
今でこそ、物まねといえば、歌手の物まねが多いが、昔は、声帯模写と称し、有名人の声色、動物の鳴き声などが主流であった。
山本富士子の声帯模写を得意としたのは、桜井長一郎であった。
山本富士子の特徴は、余り口を開けず、小声で、時折、息を吸うというものであった。
山本富士子は1931年生まれの84歳、最近、映画やテレビでその姿を見たことはないが、今も健在だ。

池の水草が白い花を咲かせている。
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バイカモ(梅花藻)と思われる。
バイカモは冷涼で流れのある清流を好む植物。
池の水は澄んでおり、湧水である。

支柱コレクション。
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数年前、盟友、大給さんの国許御屋敷の松の支柱を検討すべく、手始めに、鎌倉・瑞泉寺の梅の支柱をコレクションして以来、支柱が気になり、コレクションするようになった。
鍋島松涛公園の、この支柱は大型の鳥居型支柱である。

鍋島松涛公園。
江戸時代、この辺り一帯は紀州徳川家の下屋敷があった。
1876年(明治9年)、佐賀の鍋島家に払い下げられ、鍋島家は茶園を開いて「松濤園」と名付け、「松濤」という名で茶の販売を行っていた。
1932年(昭和7年)、茶園は廃止、公園化、東京市に寄贈され、1950年(昭和25年)、渋谷区の管轄となった。

鍋島松涛公園から松涛美術館の脇を抜け、道玄坂下の飲み屋街に。
この店に入ったわけではないが、看板の面白さに惹かれて、カメラを向けた。
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面白い点その1:「ヨロシク!ユウチャン」とあるが、看板に描かれた顔は、ユウチャンではなく、アキラと思われる。
面白い点その2:「串カツ片手に大暴れ ソースは二度漬け禁止だぜ!!」のキャッチ・コピー。

更に、面白い点がふたつ。
それはアップで。
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面白い点その3(看板、左上):「総天然色」ならぬ「総天然食」。
昔は「総天然色」と言っていた。
いつの頃からか「カラー作品」という表示になった。
今じゃ、カラーとかモノクロとか書かれた映画看板やポスターにお目に掛かったことはない。
面白い点その4(看板左下):「日活」ならぬ「串活」。
小・中学生の頃、東映、東宝、松竹、大映、日活の大手五社が華やかりし頃、お袋から日活の映画だけは絶対に見てはいけません!ときつく言われていたことを思い出す。
この看板を見て、この看板に描かれた日活映画のパロディをなるほど!と思える世代は何歳くらいまでであろうか...。

昼のワインの酔いも抜けぬまま、ビールと日本酒を頂戴する。
そして、大放談を。

帰路、再び、JRと井の頭線を結ぶコンコースに立ち寄り、渋谷駅前スクランブル交差点を渡る群衆を眺める。
昼前より人は増えている図に満足!
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次回は、12月上旬、三浦半島/観音崎の予定。
楽しみ、楽しみ...。

フォト:2016年9月30日

(完)

by ryujincho | 2016-09-30 23:58 | 街歩き、村歩き、ポタリング | Comments(0)


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