5月初旬、田植えが始まった。
農道を走る田植え機をカメラに収めていたところ、手前の水田に鳥影が。
オリンパス製イーグル・アイでズームアップ。
シギの一種であろうか、それとも、チドリの一種であろうか。
嘴が短いので、チドリの一種かもしれない。
シギやチドリにしては首が長いようにも思えるが...。
水田を見渡すと何羽もいた。
この鳥の特徴は、白く、長い過眼線だ。
この過眼線を手掛かりに鳥の名を調べてみよう。
=追記=
6月11日、図書館でこの鳥の名を調べてみた。
参考図書は「原色鳥類図鑑」(保育社)。
シギとチドリに絞って一種類ずつみていった。
体色、嘴の長さと形、そして、最も特徴的な目の上から首筋まで続く白い過眼線を調べごとのフィルターにして。
答えが見つかった。
ムナグロ(冬羽)である。
冬羽と夏羽では全く様相は異なり、冬羽の茶と白に対し、夏羽は黒と白である。
目の上から首筋まで続く白い過眼線は、夏羽では真っ白となり、冬羽と同じところを通っている(5枚目の写真が冬羽での最も過眼線の位置が闡明である)。
旅鳥で、春から初夏に掛けて、そして、秋に本邦で見られるとあり、この鳥を見た日は時期的にもぴったり合っている。
次回は、夏羽のムナグロに遭ってみたいものである。
フォト:2015年5月8日、手賀川北岸にて