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龍人鳥の徒然フォト日記

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2015年 03月 17日

『キタテハ@かわせみ池近くにて/2015.3.17』

3月17日(火曜)、晴れ。
かわせみ池まで散歩。
かわせみ池の対岸の藪を歩く。
オレンジ色系のチョウの姿がちらっと見えた。
つい先日の<八重山諸島/虫撮りの旅>でいろんなチョウを見た。
しかし、それは南の島、八重山諸島でのことだ。
ここは本州、彼岸の入りを明日に控え、愈々、春本番を迎える季節となったが、まだ冬と春の境目だ。
チョウが舞い飛ぶ季節にはまだ少々早い。
いま、見たチョウは、夢か、幻か?
まさか?
暫くすると、2匹が一緒に舞いながら現れた。
幻ではない。
止まれ!と、心に念じる。
2匹は離れ離れとなり、それぞれに自由に飛んでいる。
そのうちの1匹が地面に止まった。
先ずは、<記録>としての1枚をカメラに収めねばと焦る。
先ず、1枚は撮れた。
『キタテハ@かわせみ池近くにて/2015.3.17』_a0289546_15292642.jpg
<記録写真>は撮れたので、もうちょっと、近づいて、と欲が出る。
脅かさないようにと、そっと近寄る。
翅を少しすぼめたり、広げたりの姿を見せてくれた。
『キタテハ@かわせみ池近くにて/2015.3.17』_a0289546_15295284.jpg
『キタテハ@かわせみ池近くにて/2015.3.17』_a0289546_15425621.jpg
『キタテハ@かわせみ池近くにて/2015.3.17』_a0289546_1543818.jpg

最初、ツマグロヒョウモンのオスかと思ったが、キタテハ(秋型)であった。
キタテハ(秋型)は成虫で越冬し、冬でも暖かいときは姿を見せ、春ともなれば飛び出して来るのだ。
一方、ツマグロヒョウモンの成虫は4月から11月頃までで、越冬態は幼虫か蛹であり、成虫で越冬することはないとのことだし、蛹から羽化するには季節的にまだ少々早い。

頭上には、ハクモクレンが白い蕾をふくらませていた。
『キタテハ@かわせみ池近くにて/2015.3.17』_a0289546_1656529.jpg

このあと、モンシロチョウやキタキチョウが舞い飛ぶ姿も見た。
関東では、3月から4月に見るモンシロチョウは蛹で越冬し、その年に羽化したものという。
一方、キタキチョウは成虫で越冬するという。
関東では、同じシロチョウ科でも越冬態は異なるのである。
今年も、かわせみ池周辺での<虫撮り>が楽しみだ。
おっと、その前に、2月下旬から3月上旬にかけて、八重山諸島で撮ったチョウをどんどんアップロードしていきたい。

フォト:2015年3月17日、かわせみ池近くにて

by ryujincho | 2015-03-17 16:58 | 虫撮りの記(2015年) | Comments(0)


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