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龍人鳥の徒然フォト日記

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2013年 10月 02日

『彼岸花=Part III =/呼び名』

日陰に咲くヒガンバナ。
それもまた美しい。
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ヒガンバナには千以上の別名や方言があるという。
広辞苑で彼岸花を紐解くと、カミソリバナ(剃刀花)、シビトバン(死人花)、トウロウバナ(燈籠花)、ステゴバナ(捨子花)、マンジュシャゲ(曼珠沙華)、テンガイバナ(天蓋花)などが挙げられている。
不吉で忌み嫌われることに由来する名もあるが、反対に、仏教の経典に由来する名もあり、吉凶、相反する名を持っている。

利根運河の中程、運河公園の南側土手に咲く大輪の彼岸花(実際はヒガンバナ科の鍾馗水仙)。
♪赤い花なら曼珠沙華♪ならぬ、花は黄色なのである。
そこへクロアゲハが飛んで来る。
黄色に黒、絵的にはちょっと不気味な感じである。

♪赤い花なら曼珠沙華♪は双葉あき子の唄かと思いきや、YouTubeで聴いてみたところ、双葉あき子の唄は別の唄で、「恋の曼珠沙華」(西条八十 作詞、古賀正 男 作曲、昭和23 年)であった。
♪赤い花なら曼珠沙華♪は谷真酉美が唄う「長崎物語」(梅木三郎 作詞、佐々木 俊一 作曲、昭和13年)であった。
新しいところでは、山口百恵が唄う♪マンジューシャカ 恋する女は マン ジューシャカ 罪作り♪、「曼珠沙華」(阿木曜子 作詞、宇崎竜 童 作曲、昭 和53年)。
或るとき、某氏から、あれは、何故、マンジュシャゲではなく、マンジュシャカと歌っているのかねとの問いがあった。
で、調べたことがあった。
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曼珠沙華はサンスクリット語で天界に咲く花という意味。
サンスクリット語では manjusaka と書く。
manjusaka の音写である「曼珠沙華(マンジュシャカ)」が、いつの頃からか、マンジュシャゲと読まれるようになったと考えられる。
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日向に咲いても、日陰に咲いても美しいのは、吉兆、相反する多くの名を持っているからであろう。

フォト:2013年9月27日、柏あけぼの山農業公園にて

by ryujincho | 2013-10-02 23:58 | Comments(0)


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