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龍人鳥の徒然フォト日記

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2013年 06月 13日

『終焉の地/池上本門寺』 ih-4

「日蓮大聖人御荼毘處 多寶塔」。
『終焉の地/池上本門寺』 ih-4_a0289546_11365641.jpg
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重要文化財
池上本門寺多宝塔
宗祖日蓮大聖人の御尊骸を荼毘に付した霊蹟に立つ供養塔。
建立は宗祖五百五十遠忌を期して行われ、江戸芝口講中の本願により、文政11年(1828)に上棟、同13年(天保元年)に開堂供養を修している。
石造の方形墓壇に築いた円形蓮華座の上に立つ木造宝塔形式の建物で、内外ともに漆や彩色によって華やかな装飾が施されている。
塔内中央には金箔や彩色で装飾された華麗な木造宝塔を安置し、日蓮大聖人御所持の水晶念珠を奉安している。
宝塔形式の木造塔婆はきわめて現存例が少なく、当山多宝塔はその中でも最大規模を誇る本格的な宝塔として、極めて貴重な建物である。
なお、「多宝塔」の名称は建立当初から呼称されているものであり、文化財としての名称は「池が見本門寺宝塔」である。
平成23年3月
池上本門寺
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ここ、池上が日蓮、終焉の地である。
1282年(弘安5年)9月8日、病を得て、常陸国へ湯治に向かうため、9年間住み慣れた身延山を下山。
その途中、武蔵国池上宗仲邸(現在の本行寺)へ到着。
池上氏が館のある谷の背後の山上に建立した一宇を開堂供養し、長栄山本門寺と命名。
同年10月13日、池上宗仲邸にて死去。享年61歳。
日蓮の死後、池上宗仲は館を寄進して寺とし、こうして誕生したのが「長崇山 本行寺」(通称「大坊」)である。
因みに、本行寺(池上宗仲邸)は、この宝塔を下った奥にある。

これまでに、降誕の地、安房小湊の誕生寺、立教開宗の地、安房清澄の清澄寺、法難の地、龍口寺(藤沢市片瀬)など、日蓮ゆかりの寺々を訪ねて来た。
そして、今回、終焉の地、池上を巡ることが出来た。
小生自身は日蓮宗との関わりはないが、幼き頃に見た映画「日蓮と蒙古大襲来」(大映、1958年)を重ね合わせながら、歴史探訪のひとつとして日蓮ゆかりの地を訪ね、大いに楽しんでいる次第である。

蒲田での大放談会も終え、よき1日を過ごした。
次回、8月の「歴史探訪と大放談会」が、また、楽しみである。

フォト:2013年6月6日

(完)

by ryujincho | 2013-06-13 20:28 | Comments(0)


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