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龍人鳥の徒然フォト日記

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2012年 12月 21日

『中欧の旅/ウィーン/ベルヴェデーレ宮殿 II 』 me-5

シェーンブルン宮殿を訪れたのは、霧の立ち籠める朝だった。
その霧が少しずつ晴れる中、もうひとつの宮殿、ベルヴェデーレ宮殿を訪れた。
宮殿脇の道を抜けると、庭園となる。
霧に包まれ、彼方までは見えないくらいに広い庭園である。
庭園内には幾つかのスフィンクスが設えられている。
年初の世田谷寺社めぐりの際、世田谷八幡宮で子連れの狛犬に遭遇して以来、狛犬コレクションに凝っている。
狛犬コレクションの延長線上で、スフィンクスには大いに興味がある。
ここぞとばかりに、庭園内で「狛犬コレクション」に励んだ。

スフィンクス・コレクション#1/庭園手前左角、霧に煙ったスフィンクス。
『中欧の旅/ウィーン/ベルヴェデーレ宮殿 II 』 me-5_a0289546_18347.jpg
狛犬は左右に阿吽形が鎮座しているが、スフィンクスは乙に澄ました美人顔で左右に鎮座している。
『中欧の旅/ウィーン/ベルヴェデーレ宮殿 II 』 me-5_a0289546_11947100.jpg
『中欧の旅/ウィーン/ベルヴェデーレ宮殿 II 』 me-5_a0289546_120918.jpg
スフィンクス・コレクション#2/庭園手前右角のスフィンクス。
横顔の方が美人に見えるのだが、そう見えるのは小生だけであろうか...。
『中欧の旅/ウィーン/ベルヴェデーレ宮殿 II 』 me-5_a0289546_126417.jpg
スフィンクス・コレクション#3/庭園沿道脇のスフィンクス。
『中欧の旅/ウィーン/ベルヴェデーレ宮殿 II 』 me-5_a0289546_1334074.jpg
スフィンクスの顔を間近に見てみると、コレクション#1、#2、#3は、それぞれに異なった美人顔だ。
『中欧の旅/ウィーン/ベルヴェデーレ宮殿 II 』 me-5_a0289546_135181.jpg
『中欧の旅/ウィーン/ベルヴェデーレ宮殿 II 』 me-5_a0289546_1353836.jpg
横からの御姿。
コレクション#1、#2と#3の姿を見比べてみると、顔のみならず、前脚を立てているもの、伏臥しているもの、髪型や冠(兜?ティアラ?)の有無、尻尾が下になっていたり、跳ね上がっていたりなど、姿全体も異なっている。
これは狛犬とも共通することである。
『中欧の旅/ウィーン/ベルヴェデーレ宮殿 II 』 me-5_a0289546_13917100.jpg

再びの、スフィンクス・コレクション#1。
コレクション#1は、最初に見たときは随分な霧の中であったので、霧が少しずつ晴れて来た帰り際に、もう一枚、カメラに収めた。
このスフィンクスは、ちょいと、垂れ目のようだ。
『中欧の旅/ウィーン/ベルヴェデーレ宮殿 II 』 me-5_a0289546_152431.jpg
この目で見たスフィンクスの数は、庭園手前の左右の角に一対ずつ、庭園沿道脇に一対、更に、その向こうにもう一対の都合四対であったが、庭園の先にはまだまだスフィンクスがあるように思えた。

ベルヴェデーレ宮殿には、何故、斯様にスフィンクスの彫像が多いのかと思い、調べてみたが、よくは分からなかった。
調べごとの中で分かったこと、それは、この彫像は「スフィンクス」というよりもギリシャ神話に出て来る、ライオンの身体、美しい人間の女性の顔と乳房のある胸、鷲の翼を持つ怪物(一部には、尻尾が蛇の姿もあるとのことだ)の「スピンクス」といった方が正しいのではないかということであった。

帰途、ゲートで、これぞ、狛犬コレクション!というものに遭遇した。
それは、「つづく」で。

フォト:2012年10月21日

(つづく)

by ryujincho | 2012-12-21 01:05 | 中欧の旅 | Comments(0)


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