2019年 05月 12日
5月8日(水曜)、晴れ。 加古川市内の古墳探訪。 関西の盟友、六々守さんと共に。 北から順に古墳探訪。古代寺院、西条廃寺跡も探訪。 この日の最後は、加古川市立総合文化センターの博物館見学。 先ず、弥生時代後期の墳墓のコーナーを見学。 続いて、古墳時代のコーナーへ。 加古川を中心とした古墳編年。 左から; ・年代 ・加古川市域 ・兵庫県下/西播磨、加古川流域・東播磨、摂津・丹波 ・日本の代表的な古墳 加古川市域だけピックアップし、読み取ると; --------------------------- 300年以前 ・八ツ塚古墳 ・西条52号墳 ・神吉山5号墳 --------------------------- 300~400年: ・長慶寺山古墳(前方後円墳、35m) ・天坊山古墳(円墳、16m) ・日岡陵古墳(前方後円墳、86m) ・南大塚古墳(同上、87m) ・勅使塚古墳(同上、55m) ・西大塚古墳(同上、67m) ・北大塚古墳(同上、110m) ・狐塚古墳(円墳、35m) ・東車塚古墳(円墳、ー) ・西車塚古墳(同上、ー) ・行者塚古墳(前方後円墳、100m) ・人塚古墳(円墳、75m) ・尼塚古墳(円墳、52m) ・聖陵山古墳(前方後円墳) ・池尻2号墳(円墳、-) ・カンス塚古墳(帆立貝形古墳、32m) ・里古墳(前方後円墳、46m) -------------------------------- 500~600年 ・池尻16号古墳(方墳、42m) ・升田山15号古墳(円墳、35m) ・中山1号墳(円墳、30m) --------------------------------- 壁際展示の埴輪群。 行者塚古墳、造り出し4ヶ所の現場説明板掲載の写真や復元された西造り出しでも見た埴輪の数々。 手前:東造り出し/浄水設備と推定されている「囲形の中に家形が置かれた埴輪」 奥から二つ目:北東造り出し/「千木がついた家形埴輪」 壁際展示から中央展示へ。 轡(鉄製馬具)(復元) 行者塚古墳 墳頂部 中央副葬庫 古墳時代中期/5世紀 同上 同上 左/籠目土器 行者塚古墳 西造り出し 古墳時代中期/5世紀 央/勾玉 行者塚古墳 北東造り出し 古墳時代中期/5世紀 右/刺突文土器 行者塚古墳 北西造り出し 古墳時代中期/5世紀 右上/不明土製品 行者塚古墳 古墳時代中期/5世紀 高杯(たかつき)行者塚古墳 西造り出し 古墳時代中期/5世紀 ミニチュア土製品 行者塚古墳 西造り出し 古墳時代中期/5世紀 古墳のコーナーはまだまだ続く。 フォト:2019年5月8日 (つづく)
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by ryujincho
| 2019-05-12 23:28
| 播磨国・大和国古墳探訪2019/播磨の部
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2019年 05月 12日
5月8日(水曜)、晴れ。 加古川市内の古墳探訪。 関西の盟友、六々守さんと共に。 北から順に古墳探訪。古代寺院、西条廃寺跡も探訪。 この日の最後は、加古川市立総合文化センターの博物館見学。 先ず、弥生時代後期の墳墓のコーナーを見学。 続いて、古墳時代のコーナーへ。 古墳関連の展示物全てを本ブログに掲載することは叶わないので、ハイライト的に掲載していきたい。 加古川の古墳。 --------------------------------------- 加古川の古墳 加古川市には、古墳時代前期の日岡山古墳群、中期の西条古墳群、後期の平荘湖古墳群という代表的な古墳群があります。 日岡古墳群の古墳の形や出土した銅鏡は、ヤマト政権の広がりを示しています。 また、西条古墳群の行者塚古墳からの副葬品や古墳のまつりを示す遺構は、中期古墳の新たな見方を示しました。 更に、行者塚古墳をはじめ平荘湖古墳群のカンス塚、家尻2号墳は、朝鮮半島との交流を物語っています。 このように加古川の古墳は、私たちに古墳時代の社会の様子や変化について教えてくれる大切なものです。 --------------------------------------- -------------------------------------- 群集墳の形成(平荘湖古墳群) 古墳時代後期になると、有力な家族が台頭してくるなど、社会の仕組みも複雑になり、階層の分化が進みました。 彼らは、巨石で作った横穴式をもつ円墳を丘陵地の斜面に築きました。 池尻古墳群と升田山古墳群を中心とする平荘湖の古墳群は、加古川を代表する群集墳です。 その中でも、池尻2号墳(印南野2号古墳)とカンス塚古墳は、東播磨地域の後期古墳では最初に造られたもので、『播磨国風土記』に見える益気屯倉(やけのみやけ)との関係が考えられます。 -------------------------------------- 前期・中期古墳分布図をアップで。 古墳時代前期の、日岡山古墳群。 古墳時代中期の、西条古墳群。 行者塚古墳、人塚古墳、尼塚古墳を探訪した。 後期古墳群分布図。 古墳がプロットされた航空写真。 右上/北東から左下/南西へ流れている川が加古川。 宮山古墳群、西条古墳群、日岡山古墳群そのほか、この日探訪した古墳や史跡と走ったルートを目で追い、愉しむ。 古墳時代後期の代表格である平荘湖古墳群(池尻古墳群+舛田山古墳群)は加古川右岸、平荘湖の周辺に位置する(写真、左上)。 《特記事項》 竜山古墳群について: 姫路市や加古川市の古墳のみならず、各地の古墳で、石棺や石室の石材として、竜山石の話題がしばしば登場する。 竜山石の採石場は、幼き頃から「石の宝殿」の名で親しんで来たことにも触れたことがある。 上掲の後期古墳分布図を眺めていたところ、「石の宝殿」の近くに「竜山古墳群」を<発見>した。 以前から、採石場の近くに古墳があってもおかしくないなと思っていたこともあり、これは<新発見>であった。 竜山古墳群、辻古墳群、阿弥陀山古墳群について調べてみた。 辻古墳群と阿弥陀山古墳群については調べきれておらず、竜山古墳群についてのみ記す。 竜山古墳群: ・高砂市生石から高砂市竜山にかけて分布している7基から構成される古墳群。 ・竜山1号墳 円墳 古墳時代終末期(7世紀) 墳丘、石室は崩壊、石棺のみ ・竜山5号墳(前方後円墳) 4世紀後半 前方後円墳 墳長約36m ※尾根上、墳丘は崩れている ・竜山6号墳 円墳 径35m =備考= 生石(おうしこ)神社 ・宝殿山山腹にある神社。 ・「石の宝殿」と呼ばれる巨大な石造物を神体としており、宮城県鹽竈神社の塩竈、鹿児島県霧島神宮の天逆鉾とともに「日本三奇」の一つとされる。 ・社伝によると、大穴牟遅(おおあなむち)神と少毘古那(すくなこな)神が出雲国からこの地に来た時に石の宮殿を造ろうとして一夜のうちに工事を進めていたが、工事半ばで土着の神の反乱が起こり、反乱を鎮圧したが、その間に夜明けとなり、宮殿を正面に起こす事が出来ず、例え、社が未完成でも、二神の霊はこの石に籠り、国土を守ることを言明されたと云う。 つづいて、行者塚古墳出土品のコーナーへ。 フォト:2019年5月8日 (つづく)
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by ryujincho
| 2019-05-12 23:27
| 播磨国・大和国古墳探訪2019/播磨の部
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2019年 05月 12日
5月8日(水曜)、晴れ。 加古川市内の古墳探訪。 関西の盟友、六々守さんと共に。 北から順に古墳探訪。 古代寺院、西条廃寺跡も探訪。 残るは、加古川市立総合文化センター。 日岡山丘陵から数キロ、南下。 途中、昼餉を摂る。 昼餉は、勿論、加古川名物の「かつめし」。 加古川市立総合文化センターに到着。 博物館、プラネタリウム館、宇宙科学館、美術展示室、コミュニティ施設などを揃えた、えらく立派な施設である。 駐輪場に jitensha を止め、博物館へ直行。 「加古川総合文化センター博物館/加古川の歴史」。 的を絞って、古墳関連と西条廃寺関連の展示を見学することにする。 弥生時代後期/小首長の発生。 弥生時代終末期から古墳時代への移行期の墳墓について興味を持っている。 古墳時代に関する展示を見学する前に、この説明板に興味深く目を通す。 ---------------------------------------- 小首長 弥生時代後期になると、いくつかのムラが統合され、それを軽率する小首長が現れました。 小首長は、水田の用水や排水などの土木工事を指導しながら権力と富を持つようになりました。 そして、小首長が死ぬと、一族の共同墓地の中に盛土をおこない、周囲に溝を掘った墳墓を築きました。 この頃の小首長の墓では、神吉山(かんきやま)5号墳(東神吉町)・西条52号墳(西条山手)が知られています。 ---------------------------------------- 神吉山5号墳と西条52号墳。 探訪してみたいがその代わりに、写真をじっくりと眺める。 ガラスが反射している部分があるが、見る位置を変えながら眺める。 西条52号墳の名は、事前調べの際に目にしたことがあったが、探訪先の候補からは外したいたので、詳細を調べることなくそのままとしていた。 で、この機会に調べてみた。 西条52号墳。 3世紀前半の墳墓。 墳墓の形状と規模は、円形部分は直径約12メートルで、東にのびる突出部は長さ約6メートル、幅約4メートル、縁に石が2列に積まれている。 出土した土器から3世紀前半に作られたとみられている。 木棺(長さ3.2m、幅0.6m)は、古墳で見られる石槨(側面に石を積んだ穴)に納められていたが、石が積まれたのは三方向だけで、四方を石積みした完全な石槨ではなかった。 石槨の上から砕かれた内行花文鏡が出土した。 墳墓の所在場所は、城山(じょやま)の西隅とある。 この日、城山に上り、高台から周辺を眺望すべく、城山を訪ねた。 グーグル・マップで「西条52号墳」を検索してみたが、登録されておらず、具体的な場所にヒットしなかった。 城山の西隅に位置しているとのことで、これをヒントに、グーグル・マップでその辺りを拡大してみたが、やはり、具体的な場所は分からない。 墳墓の所在場所は、行者塚古墳・人塚古墳・行者塚古墳に代表される西条古墳群と同じ西条山手地区ではあるが、北(西条52号墳)と南(西条古墳群)で距離はかなり離れており、古墳時代の西条古墳群とは一線を画す弥生時代後期の墳墓であると理解出来る。 弥生時代終末期の墳墓である楯築遺跡(倉敷市)も訪ねてみたいと常々思っており、西条52号墳も探訪の候補に入れておきたい。 神吉山5号墳。 グーグル・マップで神吉山5号墳の場所を確認。 加古川の右岸、平荘湖の西側、黒岩山の並びに神吉山がある。 「神吉山5号墳」でネット検索してみると、恰も、自らが古墳探訪している気分にさせてくれる、素晴らしいブログにヒットした。 「平荘湖ウェルネスパークに自転車を停め...」の書き出しで、「大歳神社を経て、稜線に出ると、神吉山と黒岩山の分岐店」とあり、そのあと、「神吉山5号墳」と「神吉山2号墳」の説明板の写真が掲載されていた。 大歳神社の名もある。 前日、壇場山古墳(姫路市御国野町国分寺)の近くで、大年神社と合祀された天満神社(同)を訪ねた。 このとき、大年神社(大歳神社)について「大歳神(大年神)は農業神、穀物神で、雨量の少ない瀬戸内海気候の地域に灌漑用の池や水路の建設を勧め、農産物の生産量を増大させた。 兵庫県では400社近い大歳神社(大年神社)が鎮座しており、大歳神の神徳の大きさが窺われる」とベンキョーした。 その大年神社(大歳神社)の2例目がここに登場したのである。 西条52号墳ほか出土品。 内形花文鏡(復元複製) 西条52号墳 内行花文鏡とは。 ・中国、漢代の鏡のうちで代表的なものの一つ。 ・内行花文鏡の名称は日本でつけられたもので、中国では連弧文鏡という。 ・鏡背面の内区主文様として8個の弧形をめぐらした、いわゆる内行花文帯があることからこう呼ばれる。 ・一般に、鈕座がこうもり形、四葉形、円形などを呈し,鈕座や内行花文の間に「長宜子孫」などの銘が配されている。 ・中国各地の古墳や朝鮮の楽浪古墳で発見され、日本では舶載のもののほか、大型の仿製鏡も出土している。 ・大きさは大小様々であるが、大型内行花文鏡は大陸での出土例が無いことから仿製鏡とされる。 ・ 2006年に国宝に指定された福岡県平原方形周溝墓出土品の中に直径46.5cmの大型内行花文鏡が含まれており、現在までに日本国内で出土した銅鏡の中で日本最大の大きさとされている。 (出典/ブリタニカ国際大百科事典ほか) 最上段の内行花文帯の間に文字が刻まれている。 二文字である。 文字が上下逆転しているので、写真を180度回転させ、補正してみる。 「宮」「金」と刻まれているように見える。 「宮」の「呂」の部分に「ノ」がないということは、先月、見学した那須国造碑(栃木県大田原市)の碑文の読み取りの中でベンキョーしたばかりである。 「宮」「金」の銘が何を意味しているのか、それは今後の宿題である。 弥生時代末期の墳墓をメインに綴るつもりであったが、同じコーナーに古墳時代前期の長慶寺古墳と天坊山古墳の展示もあるので、併せて綴っておきたい。 長慶寺山古墳(古墳時代前期/4世紀)。 墳丘図。 長慶寺山古墳出土/内行花文鏡。 アップで。 レプリカと違って、味わい深い。 天坊山古墳(古墳時代前期/4世紀)。 天坊山古墳出土/(左)画文帯神獣鏡、(右)獣形鏡。 参考までに、長慶寺山古墳と天坊山古墳の概要について調べてみた。 長慶寺山古墳。 ・所在地:加古川右岸、加古川市上荘町 ・前方後円墳 全長34.4m ※グーグル・マップで長慶寺山は視認、古墳は視認出来ず。 天坊山古墳。 ・所在地:加古川右岸、加古川市上荘町 ・円墳 径16m ※グーグル・マップでは視認出来ず。 ※某サイト情報によれば、天坊山は標高163mの低山/登山口は分かり難い/墳丘は分かり難いが、説明板あり/竪穴式石室あり。 次のコーナーへ進む。 フォト:2019年5月8日 (つづく) #
by ryujincho
| 2019-05-12 23:26
| 播磨国・大和国古墳探訪2019/播磨の部
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2019年 05月 12日
5月8日(水曜)、晴れ。 加古川市内の古墳探訪。 関西の盟友、六々守さんと共に。 日岡山古墳群。 日岡陵古墳、西大塚古墳、南大塚古墳を探訪。 つづいて、プランでは、北大塚古墳と勅使塚古墳の探訪となっている。 バードウォッチングなどで幾度も当地を訪れているジモティーの六々守さんではあるが、北大塚古墳と勅使塚古墳の場所は知らないとのことである。 スマホで検索するも、よく分からない。 南大塚古墳の西隣りに、日岡山公園事務所がある。古墳に関わるマップがあるかもしれないと思い、立ち寄ってみる。 幸いにも、『日岡山周辺の文化財』と題した、古墳分布や平面図を示した資料をゲットすることが出来た(資料の詳細は前14話で縷々綴った)。 この資料で北大塚古墳と勅使塚古墳の場所を見ると、南大塚古墳の西に位置している勅使塚古墳が近い。 日岡山公園の南口を出る。 竹藪の奥に勅使塚古墳があると思われるが、入り口が見当たらない。 細道を下っていくと丘陵の南西下の辺りに出てしまうように思われる。 下ってしまうと、また上るのが大変である。 スマホで検索してみたが、グーグルマップには勅使塚古墳は出て来ない。 勅使塚古墳はパスすることにする。 つづいて、北大塚古墳へ。 資料を見ると、北大塚古墳は住宅地の中にあるようだ。 藪の中ではなさそうなので、これは期待出来る。 日岡山公園の東側の一般道に出る。 金網越しに野球場や陸上競技場を眺めながら、住宅地を走る。 住宅地の一画に長い防護壁が現れた。 石段を上ってみる。 ------------------------------------- 加古川市指定文化財 北大塚古墳 古墳時代前期末から中期初頭(4世紀末~5世紀初頭) 北大塚古墳は、日岡山古墳群を構成する主要古墳の一つで、古墳群の中では最後に築造された前方後円墳と考えられています。 現在、その前方部は削平されており、旧状をとどめていませんが、後円部と周濠の一部が残っています。 後円部は現状で直径約52.5m、高さ約6.9mを測り、二段築成である可能性が指摘されています。 墳丘斜面では葺石と考えられる河原石などが確認でき、円筒埴輪や器材埴輪の破片が採集されています。 現状では、後円部と周濠の一部が残っているに過ぎませんが、かつての航空写真や地籍図における地割りをみると、後円部の南側に長方形の区画が見られます。 この区画が前方部の痕跡であったと想像すると、周濠を含めた古墳の全長はおおよそ140nに達すると推定されています。 これまで本格的な発掘調査は行われていませんが、明治年間(1868~1912年)に後円部の埋葬施設が発掘され、大型の箱式石棺から大量の鉄製武器類が出土したと伝えられています。 また、後円部の墳頂では短甲片とみられる鉄片が採集されています。 平成31年3月 加古川市教育員会 ------------------------------------- 先ほど、日岡山公園の管理事務所でゲットした資料「日岡山周辺の文化財」を取り出し、マップ上の北大塚古墳を眺める。 ほぼ南北(南:前方部、北:後円部)に主軸を置く前方後円墳である。 説明文に「現状では、後円部と周濠の一部が残っているに過ぎませんが、かつての航空写真や地籍図における地割りをみると、後円部の南側に長方形の区画が見られます」とあり、我々は後円部の南西の縁の辺りにいることになる。 墳丘は、南側の防護壁下を走る一般道で寸断され、その先は住宅地となっているが、南側のその辺りは前方部であったことになる。 西側を眺める。 これにて、この日のプランは、残すところ、加古川市立総合文化センターのみとなった。 加古川総合センターは、日岡山公園の南、数キロ、東加古川駅近くにある。 日岡山の丘陵を南へ下る。 ひょっとしたら、丘陵の南側に点在する東車塚古墳、西車塚古墳、狐塚古墳などの円墳に遭遇するかもしれないと期待しながら、下る。 しかし、これらの円墳に遭遇することはなかった。 丘陵南斜面の森の中にあるのだろうと想像し、日岡山の丘陵を眺めるのであった。 フォト:2019年5月8日 (つづく) #
by ryujincho
| 2019-05-12 23:25
| 播磨国・大和国古墳探訪2019/播磨の部
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2019年 05月 12日
5月8日(水曜)、晴れ。 加古川市内の古墳探訪。 関西の盟友、六々守さんと共に。 日岡山古墳群。 日岡陵古墳、西大塚古墳、南大塚古墳を探訪。 つづいて、プランでは、北大塚古墳と勅使塚古墳の探訪となっている。 バードウォッチングなどで幾度も当地を訪れているジモティーの六々守さんではあるが、北大塚古墳と勅使塚古墳の場所は知らないとのことである。 スマホで検索するも、よく分からない。 南大塚古墳の西隣りに、日岡山公園管理事務所がある。 古墳に関わるマップがあるかもしれないと思い、立ち寄ってみる。 公園の案内リーフレットなどが置かれているが、古墳に関わる資料は見当たらない。 窓口の人に尋ねてみる。 「ちょっとお尋ねしますが、古墳の場所が分かる資料はないでしょうか」。 係りの人は「お待ちください」と言い残し、奥へ引っ込んだ。 しばらくして、A3のペーパーを手にして窓口に戻って来た。 「これでよろしいでしょうか」。 『日岡山周辺の文化財』と題した、各古墳の位置や平面図を示した資料であった。 「これで十分です。有難うございます」。 資料「日岡山周辺の文化財」。 左ページ/古墳分布図。 資料に図示された古墳は次の通り。 探訪プランの; ・日岡陵古墳(前方後円墳) ・西大塚古墳(同上) ・南大塚古墳(同上) ・北大塚古墳(同上) ・勅使塚古墳(同上) 更に; ・日岡陵古墳の北に、日岡山2号墳(円墳)あり。 ・南大塚古墳の南に、狐塚古墳(円墳)、西車塚古墳(円墳)、東車塚古墳(円墳?)あり。 ・北東に、若神社古墳(円墳)、二子塚古墳(円墳)あり。 ・南東に、石守古墳群(円墳)あり。 平面図。 上段/(左)南大塚古墳平面図、(右)日岡陵古墳平面図 中段/(左)北大塚古墳平面図、(右)西大塚古墳平面図 諸元一覧。 築造年代別・地区別一覧。 管理事務所を出て、西に位置する勅使塚古墳を探しに向かう。 フォト:2019年5月8日 (つづく) #
by ryujincho
| 2019-05-12 23:24
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