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龍人鳥の徒然フォト日記

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2017年 12月 30日

『走り納め 2017/霞ヶ浦ポタリング/歳末漁師市&富士見塚古墳群』

12月29日(金曜)、晴れ。
今年の走り納め。
走り納めは、コースは異なれど、一昨年末、昨年末、本年末と3年連続で霞ヶ浦。

今年のコースは、JR土浦駅~西浦中岸~霞ヶ浦大橋~歳末漁師市@行方市 道のえき「たまつくり」~霞ヶ浦大橋~西浦中岸~富士見塚古墳群~西浦中岸~JR高浜駅。
メンバーは武衛さんと小生の2名。

湖岸を走る。
ハス田が続く。
昨年末に比べ、レンコンの収穫作業をしている人が多い。

「上総さん、ハス田に鳥の群れが」と武衛さん。
「何の鳥でしょうかね。ズームアップしてみましょう」。
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「シギです。何という名のシギか、パッと出て来ないのが寂しいところです(帰宅後、調べてみたところ、ハマシギであった)」。
更に言葉を続けて「シギといえば、先日、手賀沼で初めてツルシギなる鳥を見ました。我孫子野鳥の会のホームページを参照したところ、毎年のように見られる種ではない、とありました。掲載されていた写真は夏羽のツルシギでした。冬羽の写真が掲載されていないということは、ひょっとしたら、手賀沼で冬羽を見たのは小生が初めてかも...」。

ハス田は続く。
「去年はハス田にオオバンが群れをなして泳いでいましたが、今年はいませんね」。
「レンコンは1mくらいの深さのところに生えているそう。この深さだとオオバンは潜っても届かないそう。収穫をし易くするため、深さ50cmくらいのところに生えるレンコンを育てている農家もあるそうです。深さ50cmのレンコンはオオバンが突いて商品価値が落ちるそうです。で、ハス田にネットを張っているそうです」。
と話をしながら走っていると、オオバンがネットに引っかかっているハス田が目に入った。
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懐かしの「やましち」。
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「一昨年の11月、大給守さん、伊豆守さんとこのルートを走ったときに、彼らはこの『やましち』に立ち寄り、ワカサギの佃煮やコエビの佃煮をゲットしました。そのとき、天日干ししているシラウオを眺めながら、これは佃煮用と思っていましたが、先日、テレビで『寒曳きシラウオの煮干し』と言っていました」。
そんなことを武衛さんに話していたところに、佃煮工場から男性が出て来たので、尋ねてみた。
「佃煮にするシラウオは天日干しですか、生ですか」。
「佃煮は生です。シラウオの天日干しは煮干しです。シラウオの煮干しは旨いですよ」(と茨城なまりで答えてくれた)。

かすみがうら市水族館。
ちょっと休憩。
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「上総さん、バナナ、食べますか」。
「バナナ?家から持って来たんですか?」。
「いえ、さっき、土浦の駅前のコンビニで昼餉のおにぎりを買ったときに、一緒に買いました」。
「コンビニにバナナを売ってるんですね」。
なかなか旨いバナナであった。

観光マップを眺める。
この日、訪ねることにしている富士見塚古墳のほかに幾つか古墳が散見される。
参考のために、北から順に古墳の名をここに挙げておこう。
風返大日山古墳、風返浅間山古墳、風返稲荷山古墳、太子古墳、富士見塚古墳、坂稲荷山古墳、折返十日塚古墳、牛塚古墳、銚子塚古墳。
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霞ヶ浦大橋を渡り、道のえき「たまつくり」で開催中の歳末漁師市に到着。
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一昨年の暮れの走り納めで、大給守さん、南国守さん、小生の3人で、JR高浜駅~西浦中岸~霞ヶ浦大橋~西浦東岸~石岡市内~JR石岡駅のコースで霞ヶ浦ポタをした際、偶然、歳末漁師市に遭遇。
白魚のかき揚げを試食、これが誠に旨かった。
この話を武衛さんにしたところ、是非、行きたいとのことで、昨年の暮れの走り納めで、霞ヶ浦漁師市(行方市)~三昧塚古墳(同)~舟塚山古墳(石岡市)~府中愛宕山古墳(同)~茨城廃寺跡(同)のコースで、史跡めぐりを挙行したのであった。
本年も武衛さんから「また、霞ヶ浦へ行きたいですね」との希望があり、霞ヶ浦漁師市+富士見塚古墳(かすみがうら市)を企画したのであった。

白魚のかき揚げを試食する。
旨い。
白魚の塩辛も試食する。
これは塩辛い。
塩辛だから当然か。
柚子の香りがよい。
持参したコンビニおにぎりを食す。
武衛さんがコンビニでゲットしたバナナも食す。
腹いっぱいとなった。

昨年、出店していた郵便局さんは今年も出店していた。
昨年、会話を交わした局員さんがいた。
こちらから声を掛ける前に、先方から「あっ、去年、お会いしたお二人さんですね」と声を掛けてくれた。
嬉しいことであった。
今年も、しばし、歓談。

道のえき「たまつくり」の駐車場に水陸両用車が停まっていた。
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「これは水陸両用車ですね」。
「そうです」。
「幾らくらいするんですか?3000万円くらいですか」。
「いやいや、もっと高いです」。
「乗車料金は幾らですか」。
「これは、なめがたファーマーズヴィレッジの送迎車なので、1回幾らの営業はやっていないんです。因みに、この水陸両用車の導入を検討していためとき、横浜や東京で営業している水陸両用車にも乗りましたが、横浜の乗車料金は3800円と高かったです」。
「霞ヶ浦のどの辺りを走るのですか」。
「北浦がメインです。霞ヶ浦(西浦の意)の方は予科練などでよく知られていますが、北浦が水上飛行機の訓練場となっていたことは余り知られていません。水上飛行機の訓練場がまだ残っており、それを利用して水陸の移動が出来るようになっています」。
「北浦が水上飛行機の訓練所だったとは知りませんでした。勉強になりました」。

行方市観光物産館で、干し芋、スナック菓子のなっとう棒、かき餅などをゲット。
物産館の裏手から霞ヶ浦と筑波山を眺める。
この場所からこの景色を眺めるのも恒例となった。
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昨年暮れは、手前の道を右方向へ走り、三昧塚古墳を訪ねたのであった。
今回、訪ねる富士見塚古墳群(かすみがうら市柏崎)は対岸のこんもりとしたところの左手辺りであろうと思われるが、さて?

再び、霞ヶ浦大橋を渡り、行方市から かすみがうら市に入る。
霞ヶ浦大橋西詰から湖畔の道を北上する。
菱木川を渡り、湖畔の道から外れ、県道118号線を走る。
右手に「富士見塚古墳公園」の標識が現れた。
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石段を上ると、3基の古墳が現れた。
富士見塚1号古墳は前方後円墳(築造推定時期:5世紀末から6世紀初頭)、富士見塚2号古墳は円墳(築造推定時期:1号古墳と同じ、5世紀末から6世紀初頭)、富士見塚3号古墳は円墳(築造推定時期:6世紀末)。

富士見塚1号古墳。
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墳頂に立ち、対岸に位置する三昧塚古墳を探す古墳ハンター、二人の影。
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事前の調べで、霞ヶ浦を挟んで、南に位置する三昧塚古墳と北に位置する富士見塚古墳は図ったようにぴったりと南北に位置していることは分かっていた。
武衛さんは霞ヶ浦全体と筑波山の位置も分かる地図を携行、小生は富士見塚古墳と三昧塚古墳を南北に一直線に結ぶ地図を携行。
これらを参照しながら、対岸の三昧塚古墳の位置を絞り込んで行った。
カメラのズームを望遠鏡代わりにして、その絞り込んだ位置を舐めるように眺めて行った。
見えた!三昧塚古墳の姿が!
前方に桜の枝が被っている。桜の枝をかわすため、墳頂を少し移動し、遠・中・近でズームを動かし、シャッターを切る。
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昨年の暮れ、三昧塚古墳を訪れており、周辺の様子が分かっているので、富士見塚古墳の墳頂から見つけることが出来たのであろう。
満足!

本ブログでは富士見塚古墳のことよりも対岸の三昧塚古墳がメインになってしまった感ありだが、富士見塚古墳の詳細については、いずれ、兄弟ブログ「上総守が行く!(二代目)」で「常陸国史跡めぐり/富士見塚古墳群」と題し、綴ることとしたい。

今日の jitensha。
背後の校倉造り風の建物は富士見塚古墳展示館。
この日は年末年始の休館日で見学は出来ず。
事前に電話で確認済みなので、「あっ、閉館や」ということではなく、残念という気持ちはない。
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湖畔の道に出て、北上する。
三昧塚古墳が最も近いと思われるところで jitensha を止め、対岸を眺める。
三昧塚古墳がはっきりと見える。
やっぱり嬉しい!
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JR高浜駅から常磐線に乗り、帰途に就く。
土浦駅で途中下車し、土浦駅前の天ぷら「八起」で反省会、白魚の天ぷら、蓮根の天ぷらで一献、蓮根麺で〆とのプランもなくはなかったが、年末のことでもあり、反省会はなしにして、年明けに新年会(兼)反省会をやることとした。

走行距離45.80km。
企画時、往路(土浦駅~道のえき たまつくり)25km、復路(道のえき たまつくり~高浜駅)20kmと見込んでいたので、ピタリ賞。
気持ち、良し!
幾度も同じコースを走っているから、当たり前のことかな。

冬晴れ、ほとんど風もなく、快適な冬のポタリングであった。

来年も史跡めぐりを中心にいろいろとポタリングのアイデアあり。
愉しみ、愉しみ...。

フォト:2017年12月29日



by ryujincho | 2017-12-30 23:32 | 街歩き、村歩き、ポタリング | Comments(0)


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