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龍人鳥の徒然フォト日記

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2017年 12月 23日

『初お目見え/ツルシギ(冬羽)』

12月21日(木曜)、晴れ。
手賀沼周遊。

北岸を走っていたとき、畔にいる1羽のユリカモメが目に入った。
その脇に、何やら見慣れない鳥がいるように見えた。
jitensha を止め、畔を眺めた。
やはり、ユリカモメの脇に、見慣れない鳥がいる。
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水鳥独特の、頭を背に潜らせての休息ポーズなので、顔は見えない。
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しばらく待ったところ、動き出した。
シギの一種であることは分かるが、名前は分からない。
名前は後ほど調べることにして、折角、動き出してくれたことでもあり、シギさんに感謝しながら<鳥見>に集中。
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なかなか可愛らしいシギだ。

さて、鳥の名調べ。
見た目で印象に残る特徴は、オレンジ色の脚。
「シギ 脚 オレンジ色」でネット検索してみた。
ズバリ、これ!といったものにヒットせず。
「シギ・チドリ識別メモ」なるものに目を通す。
この資料は、和名・学名・英名/分布/大きさ/嘴/足/声などが一覧になっている。
「足」の項をひとつずつ見ていく。
オレンジ色の足というのは見当たらない。
赤色の足というのが2種あり、鳥の名を見た。
ツルシギとアカアシシギ。
これらの写真と小生の撮った写真を見比べてみる。
ツルシギかアカアシシギのどちらかであることが分かった。

更に、ツルシギとアカアシシギについて調べてみたところ、「冬羽のツルシギとアカアシシギはよく似ている。見分け方はくちばしの色。ツルシギは下くちばしの基部のみが赤く、アカアシシギは上下のくちばしの基部が赤い」ということであった。

小生の撮った写真のくちばしを見たところ、下くちばしの基部のみが赤いので、ツルシギと判定。

「シギ・チドリ識別メモ」の「分布」の項で、ツルシギは旅鳥となっている。
更に詳しく調べてみた。
ユーラシア大陸の寒帯や北極圏で繁殖し、冬季はアフリカ大陸中部、地中海沿岸、中近東、インド、東南アジアに渡って越冬する。
日本には、旅鳥として春と秋の渡りの時期に全国的に渡来する。
秋よりも春の渡りの方が渡来数は多い。
まれに越冬する個体もある。

今は秋ではなく、冬、しかも1羽だけ。
旅の途中で群れからはぐれ、手賀沼に飛来したのであろうか(群れで旅をするのかは不詳ながら)。
手賀沼で越冬するつもりなのだろうか。
であれば、時折、その姿を見られるかもしれないのだが...。
いずれにせよ、初お目見えのツルシギであった。

フォト:2017年12月21日、手賀沼北岸にて

by ryujincho | 2017-12-23 23:33 | 鳥見雑記 | Comments(0)


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