7月12日、文化庁主催企画展『発掘された日本列島2017 新発見考古速報』にて。
山形県高畠町/押出遺跡。
縄文時代前期 約5800年前。
「いにしえのツートンカラーの土器にドキッ!」。
どこかで見たようなキャッチコピー。
そう、以前、NHKで放送された『歴史秘話ヒストリア』での古墳特集の題名、「コーフン!古墳のミステリー」のダジャレ的キャッチコピーと同類。
もう少しアカデミックにやって欲しいと思うも、「いにしえのツートンカラーの土器にドキッ!」に反応していまったことでもあり、余り堅いことを申すつもりはない。
余談は扨置き、本論に。
漆塗り土器/Lacquered pottery。
斜め横から。
上から。
漆塗り土器の出土状況。
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漆塗り土器はこれまでの発掘調査でも出土していましたが、今回初めて、ひょうたん形をしたものが出土しました。
赤漆を前面に塗り、黒漆で渦巻きなどの文様を描いたもので、縄文人の形と色へのこだわりをうかがうことができます。
山形県教育委員会
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ズームアップ。
確かに、赤と黒のツートンカラー!
5800年前の縄文人の形と色へのこだわりを今に伝える漆塗り土器。
漆が持つ耐久性のお陰である。
縄文人が漆の耐久性を知っていたということも驚きである。
フォト:2017年7月12日