7月3日、輪友、大給守さんから「諏訪へ行って来ました 諏訪大社上社本宮の手水鉢の龍をプレゼントします」とのメッセージと共に、龍の写真が送られて来た。
龍は水の守護神。
龍の口(たつのくち)は、竜頭(たつがしら)、龍蛇口、水出し龍とも言われ、清めの水の蛇口として、神社仏閣の手水舎、水盤舎、蹲い(つくばい)などの蛇口として用いられている。
龍の口は、龍コレクションの恰好の対象である。
大給守さんは小生が龍コレクションをやっていることをよく承知されており、プレゼントしてくれたのであった。
諏訪大社上社本宮の手水鉢の龍の口は、大振りで、なかなか迫力がある。
殊に、角に目を惹かれる。
この龍を眺めながら、京都花園の、臨済宗大本山妙心寺法堂の天井画、狩野探幽筆「雲龍図」を見学した際の、「口は鰐、髭は鯰、角は鹿、胴は蛇、爪は鷹、目は牛」との解説を思い出す。
「角は鹿」、まさにその通りである。
フォト:2017年7月某日(大給守殿提供、2葉目は筆者にてトリミング)