龍人鳥の徒然フォト日記

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2017年 05月 20日

『三峯神社参拝/朝日の中の散策(下)』 mj-8

5月17日(水曜)、曇り、18日(木曜)、晴れ。
三峯講の講元である極々近しい人から誘われ、一泊二日の三峯神社参拝の旅に出掛けた。
初日は、奥ノ院参拝、三峯神社興雲閣泊、二日目、早朝に昇殿参拝との旅程にて。

二日目。
早朝に起床し、ご来光を拝み、雲海を楽しみ、午前7時の昇殿参拝、朝餉を終え、出発時間まで再び境内を散策。
これで、前日の霧中散策、翌朝の早朝散策につづく、三度目の境内散策となる。
三度目の境内散策の主な目的は、朝日の中の<狛狼>を眺めることであった。

前日の霧中散策は、遥拝殿(見晴台)近くの鳥居から随身門を抜け、社殿に向かったことでもあり、同じ参道を辿ることとした。

遥拝殿(見晴台)近くの鳥居脇の<狛狼>像や随身門脇の<狛狼>像をめぐり、更に参道を進む。

参道で狛犬コレクション。
右、<狛狼>阿形像。
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左、<狛狼>吽形像。
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阿吽形、両方とも端正な顔立ちである。
阿形像は口を開き、厳しい表情であるが、何処か大人しげな感じもする。
前日は気づかなかったが、阿形の口を見ると「犬歯」がない(見えていない?)。
これが厳しい表情を和らげているのかもしれない。
一方、吽形像の口を見ると「犬歯」が僅かに覗いている。
しかし、厳しさを増すほどには覗いておらず、程よくという感じである。
これが厳しい表情を和らげているのかもしれない。

吽形像の左横顔を見ながら、気づいたことがある。
それは、たてがみ(といってよいのだろうか。人間でいうところの、もみあげ)が僅かに赤く見える。
阿形像はどうだろう?と思い、今一度、見てみたがその形跡はない。
赤い色は光線のせいであろうか、苔が変色したのであろうか、それとも当初は彩色が施されていたのであろうか...。
余り考えると「地下鉄の電車は何処から入れたのでしょう」状態になるので、考えないこととする。

社殿に向かう石段に至る。
石段、中ほどの左右に<狛狼>が鎮座。
石段で狛犬コレクション。

右、<狛狼>阿形像。
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左、<狛狼>吽形像。
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つい、先ほど、朝7時の昇殿参拝で、拝殿内に鎮座する阿形像、吽形像の<狛狼>を目にした。
拝殿内の<狛狼>とこの石段の<狛狼>は、耳の長さや体躯のしなやかさよく似ているように思えた。
似ているように思えた。
唯一、異なるのは、拝殿内の<狛狼>は真っ白な体躯、耳の内側と口は真っ赤ということである。

拝殿。
つい、先ほど、朝7時の昇殿参拝を終えたばかりである。
拝殿の中の様子が目に浮かぶ。
既に参拝客の姿も。
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こうして、一泊二日の三峯神社参拝を終えた。

最後に、三峯神社の「峯」という文字、そして、鳥居と<狛狼>について、触れておきたい。

「峯」という文字について。
我がパソコンでは、「みつみねじんじゃ」を漢字変換すると「三峰神社」となる。
だが、ホームページでは「三峯神社」となっており、「峰」ではなく、「峯」が使われている。
一方、地名や駅名、山の名などは「三峰」となっており、「峰」が使われている。
三峯神社の境内では、「三峯」のほか、「三峰」、更に「参峰」(「参峯」ではない)の表記も散見された。
今回、ブログを綴るにあたっては「峯」に統一して使った。

ということで、この機会に、「峯」、「峰」、「嶺」の文字について調べてみた。
広辞苑を紐解くと、[峯]はなく、[峰・嶺]となっている。
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[峰・嶺]
①山のいただきのとがった所。山頂。ね。
②物の高くなった所。
③刀剣の歯の背。棟(むね)。
④烏帽子の頂上。
⑤櫛の背。
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更に、インターネットで検索してみる。

調べ/その1/デジタル広辞林:
この辞書における「みね」は[峰・嶺]となっており、意味は広辞苑と同じである。
但し、「み(御)」は接頭語との説明があり、これはベンキョーになった。

調べ/その2/デジタル大辞泉:
この辞書における「みね」は[峰・峯・嶺]となっており、意味は広辞苑や大辞林とほぼ同じである。
但し、《「み」は接頭語。「ね」は山の頂。山を神域とみていう語》との説明があり、これはベンキョーになった。

調べ/その3/Yahoo!知恵袋(抜粋+アルファ):
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「みね」には、「峰」、「峯」、嶺」がある。
常用漢字は「峰」だけである。。
人名用漢字には「峰」、「峯」、「嶺」の3字体がある。
「峯」は「峰」の異体字である。
異体字とは、標準字体と同じ意味・発音を持つが、表記に差異がある文字のこと。
「峯」の方が「峰」より先に生まれたのに異体字とは奇妙ではあるが、標準字体に対し異体字(旧字体ではない)ということである。

「峯」は、神が降りてくる神木のある山、神がかり、神秘的なことに出逢う場所を表した漢字である。
「夆」は、神の領域にある「鉾杉」や「神杉」のようなまっすぐ伸びた木の秀つ枝(ほつえ=上の方の枝)に、神が降ってくる形である。
「丰」が秀つ枝で、「夂」が上から降るときの後ろ足の形なのである。
そのような木のある山を「峯」といい、そのような神霊に遭遇することを「逢」という。

「嶺」は「やまへん」と「領」から成り立っており、「領」はひざまずいて神意を聴き入る姿や、服の襟首という意味で、ひざまずいたり、襟首というのは、一段低い格好や場所であるから、「嶺」は山頂に対していわば「肩」の部分、山頂より低い場所を表している。
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「嶺」は山頂より低い場所を表している、とある。
一方、広辞苑や広辞林、大辞泉では「峰」、「峯」、「嶺」は同義語とされているので、矛盾する。
だが、「峯」と「嶺」が同じ時代に使われていたとするなら、前者は山頂、後者は山頂より低い部分を指す文字で、山の部位をきちっと区別して使われていたとも考えられる。
これについては今後の課題とする。
そして、「峯」が「峰」に、いつ、変じたのかも今後の課題とする。

ということで、少し疑問は残るが、今回の調べで、「峯」という文字は神が降りてくる神木のある山を表す文字であることが分かった。
「峯」、スタイリッシュでいい文字である。

鳥居と<狛狼>について。
今回の三峯神社参拝で、3基の鳥居と1基の随身門、6対の<狛狼>を見た。
(1)三峯神社下、駐車場近くの、三ツ鳥居と<狛狼>1対。
  車窓から、写真はなし。
  ※三ツ鳥居とは、明神鳥居とその両脇に小規模な鳥居を組み合わせた鳥居様式。
(2)遥拝殿(見晴台)近くの鳥居と<狛狼>1対。
(3)随身門と<狛犬>1対。
(4)参道中ほどで、<狛狼>1対。
(5)拝殿に向かう石段の中ほどで、<狛狼>1対。
(6)拝殿前の鳥居。
(7)拝殿内の<狛狼>1対。

鳥居はこのほか、下界の国道140号線沿い、大輪地区の表参道入口(標高370m)に”一ノ鳥居”があるという。
この”一ノ鳥居”の脇には<狛狼>が鎮座していると思われる。
更に、奥ノ院およびその途中にも鳥居や<狛狼>があるのではないかと想像する。
機会あれば、それらも見てみたい。

旅はまだまだ続くが、「三峯神社参拝」の巻はこれでお終い。
次は、長瀞ライン下り、そして、川越へ。

フォト:2017年5月18日

(完)
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by ryujincho | 2017-05-20 23:38 | 秩父の旅 | Comments(0)


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