龍人鳥の徒然フォト日記

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2017年 05月 20日

『三峯神社参拝/昇殿参拝』 mj-6

5月17日(水曜)、曇り、18日(木曜)、晴れ。
三峯講の講元である極々近しい人から誘われ、一泊二日の三峯神社参拝の旅に出掛けた。
初日は、奥ノ院参拝、三峯神社興雲閣泊、二日目、早朝に昇殿参拝との旅程にて。

二日目。
早朝に起床し、ご来光を拝み、雲海を楽しんだ。
温泉に入り、昇殿参拝前の禊をする。

朝7時の昇殿参拝は、通常の昇殿参拝とは異なるものであることを知った。
朝夕の「日供祭(にっくさい)」の朝の部のときに昇殿し、参拝というものであった。
日供祭は、毎日、朝と夕に祭神にお供え物をする祭祀で、祭神に召し上がっていただくお供えを行うと共に、氏子や崇敬者の安寧を祈るというものである。

昇殿参拝の刻限、午前7時となる。
拝殿へと向かう。
5月半ばとはいえ、標高1100メートル、早朝の気温は10度以下。
着るものをしっかりと着て。

昇殿参拝時の写真はない。
記憶を辿りながら、その様子を綴っておきたい。
記憶を辿っての記述なので、記憶違いがあれば、ご容赦願いたい。

宿舎の興雲閣から渡り廊下を歩き、拝殿へと向かう。
途中、手水場があり、手水を使う。
手水場の端に紐で手拭き用の和紙が吊るされている。
手拭いがぶら下げられている手水舎は時折見掛けることがあるが、手拭き用の和紙というのは初めてだ。
手水舎にぶら下っている手拭いを使ったことはないが、手拭き用の和紙は使わせて貰った。

拝殿に入る。
床机椅子がずらっと置かれている。
二代目講元一行、総勢20数名は真ん中の席に。
その他に、家族連れが左右の席に数組。

拝殿の外扉は開かれている。
扉からの冷気が足元を流れて行く。
冬は無理だな、初夏から秋までだなと思いながら、拝殿内の冷気、否、神気を楽しむ。

拝殿中央には祭神が祀られているのであろう(じっと見ると罰当りとなるので、見ず)。
その左右に眷属の阿形の狼、吽形の狼が鎮座。
狼は真っ白、耳の内側と口の中は真っ赤、耳は後ろにたなびくように長い。
更にその外側の左右に、男神であろうか、衣冠束帯姿の像が鎮座している。

渡り廊下の方で太鼓の音が響く。
神官が現れた。
祭神に向かって、右に一人、中央に一人、左に三人の神官が座す。
右に座した一人の神官が、阿形の狼像の前に置かれた大きな太鼓を叩く。
大きな太鼓を叩くリズムは木魚を叩くリズムによく似ている。
神仏習合の時代があったことを思わせるリズムである。
太鼓に合わせ、神官全員で禊払い、大払いが唱和される。
法事のとき、坊さんがお経を唱和するときの響きに何処となく似ている。
これも神仏習合の時代あったことを思わせる。
つづいて、神官から参拝者に対し清めの言葉があった後、大幣(おおぬさ)が左右左と振られ、お祓いを受ける。
つづいて、祝詞の奏上が行われる。
つづいて、右に座した三人の神官が奏する笛や太鼓に合わせ、神楽が舞われる。
この神楽は二代目講元をはじめとする我ら一行の講からの奉納によるものである。
つづいて、二代目講元と副講元が玉串を奉納。
席にいる我らも立ち上がり、講元の二礼二拍手一礼に合わせ、同様に二礼二拍手一礼し、参拝。

最後に、祭主からの挨拶を頂戴し、昇殿参拝を終えた。
渡り廊下の方で太鼓の鳴り、神官は下がり、つづいて、我らも。
拝殿内に元の静けさが戻った。

造船業に携わっていた者として、その仕事柄、起工式や入魂式で神事を間近に見て来たこともあり、この日の祭祀は誠に興味深いものがあった。
昇殿参拝は、仕事柄、顧客と共に金比羅宮で、あるいは、プライベートでは熊野速玉大社で行ったこともある。
また、伊勢神宮では垣内参内を行ったこともある。
何れの参拝も甲乙をつけるものではないが、今回は「日供祭」、そして、冷気漂う早朝の参拝でもあり、今回の三峯講昇殿参拝は誠に印象深いものとなった。

拝殿内の設えについて記しておこう。
上述の通り、正面に祭神、左右に眷属の狼像、更に左右に衣冠束帯姿の男神が安置されていた。
そして、拝殿外側に施された極彩色の彫刻と同様に、拝殿内にも極彩色の彫刻が施されていた。
三峯神社の建物は皆、新たに築造されたものではないかと思わせるくらいに見事な色彩を放っているが、建物は江戸時代のもので、昭和の大修理、平成の大修理を重ね、今の姿となっているとのことである。
拝殿内は、一時期、彫刻の代わりに絵になっていたこともあるが、その後、彫刻が復活したとのことである。

こうして昇殿参拝を終えた。
二代目講元をはじめ三峯講の一行の皆さんは心を新たにされ、清々しい表情。
宿舎の興雲閣に戻り、朝餉を頂戴した。

日供祭、昇殿参拝の様子は記憶を辿ってのものであり、一部、記憶違いがあればご容赦願いたい。

(つづく)
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by ryujincho | 2017-05-20 23:36 | 秩父の旅 | Comments(0)


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