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龍人鳥の徒然フォト日記

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2016年 09月 09日

『男鹿真山神社/榧の木と支柱コレクション』

9月3日、男鹿半島へ。
真山神社に参拝。
境内の大樹、榧の木。
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説明板に目を通す。
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榧の木
所在地 男鹿市北浦真山
往昔、名刹であった光飯寺の庭に、慈覚大師がお手植えされたと伝えられる樹齢千百余年の名木である。
根元の周囲4メートル、樹高11メートル、枝が四方へ伸び広がり東西24メートル、南北に18メートルと鬱蒼と茂っている巨木で、真山の長い歴史の象徴といえよう。
昭和29年、秋田県天然記念物に指定されている。

いにしえの 光飯寺の跡 とめくれば 樹齢千数百年の 大木の榧  結城哀草果

男鹿市教育委員会
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アララギ派の歌人、結城哀草果の歌碑。
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支柱コレクション。
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数年前、盟友、大給守殿の国許屋敷の松の木の雪対策のために、鎌倉瑞泉寺の梅の木の支柱をケンキュー。
以来、各地で支柱を見る度にその設えが気になり、<支柱コレクション>をするようになった。
榧の木の支柱コレクションは、これが第1号である。

榧の木を意識して見るようになったのは、<支柱コレクション>を始めるずっと以前の、「本郷駒込文学の旅」ポタリングの途中、駒込富士神社に立ち寄ったときからである。
富士神社の境内に立つ御神木は榧の木。
昭和20年の東京大空襲で一帯は焼け野原となり、社殿も焼失したが、榧の御神木は生き残り、今も高さ20メートルの幹が天に向かって伸びている。
同行の大給守殿の話では、国許の信州では榧の実を食するとのことであった。

そんなこともあって、榧の木は気になる樹木のひとつとなったのである。
榧の木は上へ上へと伸びる樹木だと思っていたが、真山神社の榧の木のように、上へ上へと伸びながらも、下へも垂れ下がるように伸びるものもあることを、今回、知った。
そして、垂れ下がる枝を支える支柱は横にぐっと長い独特の形をしたもので、これは貴重な<支柱コレクション>となった。

榧の木の支柱写真は、盟友、大給守殿への「みちのくの旅」の土産としよう。

余談ながら、「榧」という字を何度も書いているうちに気付いたのだが、この漢字は榧の葉の形から来ているのではないかと思うのである。
即ち、榧の葉の形が「非」という漢字に似ているのである。

フォト:2016年9月3日

by ryujincho | 2016-09-09 23:37 | 出羽国・陸奥国の旅 | Comments(2)
Commented by ogyunokami at 2016-09-11 14:34 x
カヤの古木、見事なものですね。 雪国の枝の支柱も
雪の重みに耐えられるようしっかりとした木組みですね。
大いに勉強になります。
Commented by ryujincho at 2016-09-12 00:46
大給守殿
鎌倉瑞泉寺で始まった支柱コレクションは、遂に男鹿真山神社にまで及びました。
そして、榧の木談義は、駒込富士神社から男鹿真山神社へと。
楽しい限りであります。


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