2015年 11月 13日

『手賀沼/カワウの追い込み漁』

11月13日、晴れ。
久しぶりに手賀沼の遊覧船に乗船。
いつも jitensha で走っている湖畔を船上から眺めるのも一興。
いつも湖畔から眺めている水鳥たちの様子を船上から眺めるのも一興。
カワウの群れがあちらこちらに。
カワウは時に複数が集まって追い込み漁をするという。
これは陸からでは見られない風景である。

カワウの群れ/その1。
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アップで。
動画じゃないんで表現が難しいが、モグラたたきゲームのように頭を出したり、潜ったり、である。
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カワウの群れ/その2。
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追い込み漁を終えて、別の漁場を求めて飛び立つ。
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着水して、再び、追い込み漁を開始。
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余談を少々。

11月初旬、瀬戸内海に浮かぶ小島、志々島に向かう連絡線の中で釣り人に出遭った。
「今日の狙いは何ですか?」。
「カレイや」。
「瀬戸内海は水がきれいになり過ぎて、魚が減ったといわれているようですが、本当でしょうか?」。
先般、早慶戦同窓会でK君がそんなことを言っていたので、釣り人に質問してみたのだった。
「水がきれいになったからかどうかは分からへんけど、確かに魚は減っとるなあ。川の餌が減って、カワウが海に来て魚をとるんで、そのせいもあるかもしれんなあ。カモメは水面の魚しかとれへんけど、カワウは潜ってとるからその分、ぎょうさん、とれるわなあ」。
カワウが海に進出しているというのはは誠に興味深い話である。

そういえば、盟友、大給守さんから、故郷の千曲川はカワウが増え過ぎて川魚が激減、漁協が総出でカワウ退治に乗り出したという話を聞いた記憶もある。
そうしたカワウが海に進出しているということもあるかもしれない。

11月8日放送のNHK「ダーウィンが来た」はガラパゴス島で独特の進化をしたガラパゴスコバネウの話であった。
ガラパゴスコバネウは、魚の群れには目もくれず、一気に海底に潜り、岩の間に潜む魚を長い嘴で捕らえ、海面に出て飲み込む。
魚の群れに突っ込んで餌を捕獲するにはスピードが必要だが、これはガラパゴスペンギンに劣るので、棲み分けとして、ガラパゴスコバネウは海底の岩場に潜む魚を捕まえているだという。

日本では、調教されたウミウは鵜飼いの鵜として活躍し、前述の通り、野生のカワウは海に進出。
ガラパゴスでは、ガラパゴスコバネウとガラパゴスペンギンは同じ海を餌場としているが、海底の岩場に潜む魚と群れで泳ぐ魚で餌捕りを棲み分けしている。

そんなことを思いながら、手賀沼のカワウの追い込み漁を眺めるのであった。

フォト:2015年11月13日
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by ryujincho | 2015-11-13 23:58 | 鳥見雑記 | Comments(0)


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