天野和利著「昆虫記者のなるほど探訪」(時事通信社刊)を読んでいたところ、「イモムシの糞に見えるツツジムシクソハムシ」なるものがいるとあった。
この本を読んだ翌日、これがそうじゃないかなと思うものに出遭った。
TG-3の顕微鏡モードで撮っているので、随分とでかく見えるが、実際は5mmくらいである。
脚も見えず、頭や触覚も見えず、ムシの形態をなしていない。
ネット検索した写真では、脚や触覚はちゃんとあり、虫の形態をなしている。
色合いや凹凸加減はそっくりだ。
「脚や触覚を隠してしまうと糞そのもの」との記述と共に脚や触覚が見えない写真もあった。
今回見たものは、見掛けは限りなく糞に近いが、ムシクソハムシの仲間であるということにしておきたい。
フォト:2015年7月22日、手賀沼北岸にて