2013年 11月 19日

『上沼ミサゴ、発見!( II )』

ミサゴはダイビングした後、西の彼方へ飛び去っていった。
しばらくすると、再び、戻って来た。
近場を飛んで、サービスしてくれた。
遠くを飛ばれると、ミサゴの姿は当然のことながら小さく写るが、ズームを掛けていても、姿は捉え易い。
近場での飛翔は、姿は当然のことながら大きく写るが、ズームを掛けているので、姿を捉え難い。
それでも、重たい<獅熊くん>を振り回して、ミサゴの飛翔を追い掛け、シャッターを切る。
シャッターを切り捲っていると、ミサゴと遊んでいる気分が益々増す。
この写真はお気に入りの一枚である。
a0289546_23595598.jpg
本来なら、ミサゴを中央に配して撮るべきだと思う。
しかし、この写真は、ミサゴが向っている左下方向は寸詰まりで、右半分は空白だ。
ジム・ブランデンバーグの鳥写真の中で、渡り鳥を撮った写真を見たことがある。
渡り鳥は右方向に飛んでいるが、右方向は寸詰まりになっていた。
本来なら、飛んで行こうとする方向、即ち、右側に余白を取る方がバランスがよいように思えるのだが、そうにはなっていなかった。
これは、右側を寸詰まりにすることで、渡り鳥がこれから向う先の道中の困難さを表現しているのではないかと思った。
小生のお気に入りである、ミサゴの左下寸詰まり写真は、ミサゴの飛翔するスピードに負けて、結果、こうしたアングルになってしまっているのだが、見方を変えれば、このアンバランスの方がスピード感が出ているような気がするのである。

=補遺=
前述の、ジム・ブランデンバーグの渡り鳥の写真の標題が思い出せなかったので調べてみた。
「わき上がる嵐雲とハクチョウ」であった。
兄弟ブログ「上総守が行く!」の2012年2月10日付『ジム・ブランデンバーグ写真展/A TRIBUTE TO NATURE 』で次の通り綴っていた。
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「わき上がる嵐雲とハクチョウ」(ミネソタ州)。
旧本埜村"白鳥の郷"に通っていることもあって、この写真に惹かれました。
そして、構図が気に入りました。
画面の右上に、右方向に向って、3羽のハクチョウが飛翔する姿。
3羽とも、羽の広げ方が全く同じで、美しい。
画面の右上、右方向へ、ということは、飛ぶ方向には余白はなく、《寸詰まり》。
しかし、《寸詰まりに》に見えないところがプロのなせる技なのでありましょう。
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フォト:2013年11月8日

(つづく)
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by ryujincho | 2013-11-19 00:28 | 鳥見雑記 | Comments(0)


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