まだ、寒い頃、手賀沼の葦の原でシジュウカラをよく見掛けた。
風に揺れる葦の茎に器用にとまりながら、茎の中に潜む虫を突っ突いていた。
春となり、桜の梢でシジュウカラの遊ぶ姿を見掛けたが、葦が立ち枯れ、倒れていく中で、その姿を見ることはなくなった。
暫らくご無沙汰している中、手賀沼親水公園近くの植え込みで、葉にへばり付いている青虫を突っ突いているシジュウカラの姿を見た。
苦戦しているようであった。
そうこうしているうちに、大きな青虫をくわえたシジュウカラが向かいの梢に飛び移った。
こういう光景を見ると、小柄で、可愛らしいシジュウカラも、結構、獰猛である。
暫らく、手賀沼北岸を走ると、再び、シジュウカラの昼餉風景に出遭った。
やっぱり、シジュウカラは、揺れる葦の茎にとまるが如くに、大樹の幹にとまり、虫をついばむ姿の方が可愛らしい。
そして、昼餉のあと、新芽が芽吹く梢で一服をする姿も可愛らしい。
これからも、手賀沼周回鳥見で、シジュウカラに遊んで貰おう。
こちらは、早めの昼餉を済ませて...。
フォト:2013年4月16日